第20節終了時点で単独首位。コンテはアグレッシブなスタイルでセリエAに旋風を巻き起こしている【Getty Images】 今季のユベントスをくまなく見続けながらシーズンを折り返した今にして思うのは、まず何よりもやはり自分には先見の明などみじんもなかったという自戒である。率直に言って、“名門復活”を強く期待していたとはいえ、今季開幕前において今日のユベントス――20戦無敗で単独首位――を予想することなどできなかった。良くて3、4位に辛うじてつける程度であろうと。 そしてさらに思うのは、ユベントスに限らずあらゆるクラブのさまざまなサッカーを語るには、やはりその実態を目の当たりにすることを欠いてはならないということだ。現場を見ることなく例えば固定概念だけで論評するようなことは、それが往々にして当事者のへの敬意を欠く行為であるからこそ、やはり厳に慎まなければならないと、ここでも自戒を込めながら思