というわけで、『季刊・現代の理論』秋号が本日刊行(アップ)されたようで、宮本太郎さんとわたくしの対談も読めるようになっています。 http://gendainoriron.jp/vol.28/feature/taidan.php(宮本太郎提言は“神聖なる憎税同盟”の壁を打ち破れるか) 『貧困・介護・育児の政治――ベーシックアセットの福祉国家へ』をめぐって宮本・濱口桂一郎さんが徹底討論 この対談は、自分で言うのもなんですが、大変面白いものに仕上がっていると思います。ちょうど自民党の総裁選挙の時にリモートでやったのですが、その辺の雰囲気もちらりと出ています。 冒頭近くでのわたくしの発言部分だけちょい見せしておきましょう。 濱口:私が読んですごく同感した点と違和感を抱いた点を述べていきたいと思います。この本で一番、我が意を得たりと思った点は、「磁力としての新自由主義」です。この言葉は宮本さんの中