コンペティション、ある視点などのオフィシャルセクションはどうなるか…[映画.com ニュース] 新型コロナウイルス対策のため、フランスではマクロン大統領により、7月半ばまで大きなイベントやフェスティバルが禁止となった。これにより、当初6月末から7月頭の時期に開催の延期を予定していたカンヌ国際映画祭は、再び暗礁に乗り上げた。この時期を逃すと夏のバカンスで南仏は混雑をきたし、9月以降はヴェネチアを皮切りにトロント、サン・セバスチャン、シッチェスなど12月まで映画祭シーズンが続くため、バッティングを避けるのは至難の技となるからだ。 マクロン大統領の決定を受けて、カンヌ側はとり急ぎマーケット部門のみ、オンラインで6月22日から26日の5日間、開催することを発表した。一方、併設部門の監督週間、批評家週間、ACID(インディペンデント映画協会)は、正式に2020年度の中止を決めた。 残るはコンペティシ