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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (8)

  • ”キモさ”の政治学 - 赤の女王とお茶を

    文字通りの印象論。 北村弁護士の演説のこと やっぱりこういうアジは小泉さんが図抜けていて、余人が真似すると小さく見えてしまいますね。麻生さんですら小物に見えてしまうのだから、小泉さんの扇動力は53万を軽く超えているに違いありません。 で、確かに扇動手法の基は万国共通なんですが、つらつら見てきた感じ、日には他国にない独特の傾向があるように思います。 それは キモい方が負ける といういたってシンプルなもの。 逆に言えば、キモくない方が勝つ。 そのあたりはさすが小泉さんで、通常の扇動手法に加えてキチンとこの「キモ史観」をも押さえていました。なんせ小泉さんが設定した「抵抗勢力」のキモいことキモいこと。 こうなるともう勝って当たり前、テロリストに対するセガールの如し。 その点、安倍さんはぬかっていました。あろうことか、自らの内閣の中に「キモさ」を発生させてしまった。「美しい国」に始まり、教育再生

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    another 2007/09/28
    「キモい方が負ける」。
  • 赤の女王とお茶を - アメリカ人は「個」で生きる、という幻想

    「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」 なんだか某氏のような煽りトークになってきて残念。梅田さんは茂木さんなんかとお花畑で戯れるより、赤木さん*1とガチで対談した方がよっぽど実があると思いますよ。 ITスキルを身に付ける、それ自体はもちろん結構なんですけど、その後が・・。 結局梅田さんはアメリカにしろ日にしろ、ごく一部の「上澄み層」しか見ていない。 そりゃ経営者やMBAがゴロゴロしている「勝ち組」ネットワークに入っていれば、友達で回してえるでしょう。 そうでない人たちはアメリカにも当然いるし、そういうむしろ大多数の人々は「個」どころかここで書いたように「団体」を作って互助しているのですよ。 アメリカ人は皆「個」でっているなんてトンでもない。組合だってNPOだって宗教団体だって日よりずっと発達しているんです*2 *3 *4 。 それに対

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    another 2007/06/18
  • 赤の女王とお茶を 茂木と梅田のいる場所は既に科学者が2000年に通過した場所

    科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル 今頃何をいってるんだか。この人たちはかの「ヒトゲノム・プロジェクト」を忘れたのか? 特に茂木さん、生命科学研究の歴史を知らないんでしょうか。 あの頃も一種の狂騒状態で、バイオ研究者のすることはなくなるんじゃないかというまことしやかな説が飛び交ったもんです。 確かに遺伝子情報が誰でも手に入れられるようになり、それまでの単に遺伝子を同定しただけで論文が書けていた時代は終わりました。 しかし生命科学研究は終わるどころか、一層白熱しています。機械的な遺伝子配列の解読をしなくてすむようになったおかげで、より「人間的な能力」が研究にとって重要になりつつあります。 それは生物学的意味づけであり、根源的な洞察であり、観察と直観であり、イマジネーションの力なのです。 情報格差を利用して知識を切り貼りし、それっぽいハッタリでっている人たちにはやや危機的な

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    another 2007/04/22
    だよなぁ。
  • 赤の女王とお茶を - 最終警告!本当は怖い盲目的予定調和説

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 これはアレですね、はてなとかブクマとかやってる暇があったら仕事しろってことですね。あいすみません。 というのはまあ冗談として。 日のネットに批判的言説が多いのは匿名性と関連あるでしょう。日では実名の個人間で批判するリスクが高いわけで、その証拠に日のリアルではむしろ馴れ合い型コミュニケーションが主流です。組織を背負わず、個人として面と向かって他人を批判できる人は少ないですよね。 つまりリアルにおける批判技術の乏しさがネット・匿名における批判指向性を高めていると考えられます。 弾さんのいうように、的確な批判こそが問題解決に向かう。そもそも科学的思考には批判的思考が欠かせません。 確かに単なる揚げ足取りやアジテーション的批判は感情を煽るばかりで、何も解決しません。しかし同様に、ポジティブなアジ

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    another 2007/03/22
  • 赤の女王とお茶を - 日本の理系が敗北するたった一つのシンプルな理由

    残業代を払えない経営者は無能である 有能な経営者を期待したら負けである なかなか面白くなってまいりました。 経営に関することは御大二人にお任せするとして、私はこれを一種の「理系哀歌」モノとして読みました。 ですが実は、日技術者や研究者の社会的立場がいつまでたっても弱く、「搾取」され続ける理由は明白なんです。 支持団体がないから これですよ。 もちろん瑣末な理由はいくらでも出して来れますが、社会的に観るならば間違いなくコレです。 例えば米国。 かの国には世界最大・最強の理系支持団体、 "AAAS (American Association for the Advancement of Science)" があります。 262の支部と1000万人の加入者を誇るこのNPOは世界最高峰の科学雑誌「Science」の発行元として有名ですが、ホームページを読めばその活動はまさに「アメリカ理系力」の

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    another 2007/01/30
    「支持団体がないから」
  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~

    お正月は主にを読んだり攻殻機動隊S.A.C.を観たりしておりました。 課題図書にしていたのは前から気になっていたコレ。 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1991/09/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 699回この商品を含むブログ (123件) を見るいや、噂にたがわず面白い。 これはもう現代人必読の書といっても構わないのではないでしょうか。 基は心理・認知・行動科学的な原理の紹介と解説なのですが、その中でも社会生活に特に密接に関与する法則に重点がおかれています。著者自身の体験やフィールドワーク、実験や実例も豊富で、なかなか説得力があります。 特筆すべきは、現代に蔓延する強力な心理・認知トリック(広告やマーケティング含む)をしっかり把握し、それらから自分の認識を防衛すべきだ

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    another 2007/01/07
  • イジメという統治システム

    イジメのインセンティブ いじめる側のメリットが大きくコストが少ない限り、いじめ発生は不可避だろう 実際には、いじめる側のメリットは小さくコストが大きいのだが、その損得勘定ができないからいじめが起こる いじめのインセンティブ? そんなのは簡単ですよ。 p_shirokuma氏のエントリにもありますが、根源的には「優越感」。 優越感(あるいは劣等感)はしばしば社会や人生を動かします。時に経済合理性をも上回る、社会的生物である人間にとってバカにできない力です*1。 ただもう少し言えば、日の場合 「多数派の優越感」を得られるから という面が強いでしょう。 これは必ずしもボス集団に入っている必要はなく、「いじめられる少数の中にいなければ」得られるものです。つまり、手を下さない傍観者にもインセンティブがある。 優越感とは、自分が相対的に「強い」という感覚。 烈海王いわく「強さとは我儘を押し通す力」な

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    another 2006/11/19
    まあ、僕にできることは、多数派であることに常に居心地の悪さを感じ続けることくらいだ。
  • 赤の女王とお茶を - 空気読み競争やメタネタベタ争いはWeb2.0を殺す

    ってことですよね要するに。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060414/1144999515 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20060414/1144974195 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060416/1145186891 「ネタかベタか」を気にするってことは、すなわち「空気読み競争」に参加することに他なりません。「空気嫁」を是としないのなら、「ネタ」だの「ベタ」だのを気にする必要はありません。そこで書かれたor言われたことそのものを静かに評すればそれでよろしい。ネタかどうかなど相手の

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