……なんて始まり方は少々扇情的に過ぎるでしょうか? 震災以降、いまだにおさまらない円高等々さまざまな要因があいまって、コスト削減という言葉に「抜本的」「聖域なき」という枕詞が付くようになりました。 もちろんソフトウェアの開発に携わる組織も、無関係ではいられません。「やり方を根本的に変えてでも」という言葉にも、今までにない真剣味がくみ取れるようになった昨今、昔からRationalの名前を知っている方から、「そういえばRUPはどうなったの?」と訊かれることが少なくありません。 開発技法の多様化やITの重要性がどんどん増している現実を受けて、RUPそれ自身も、そしてRationalのプロセスを核としたソリューションも大きく変貌しています。 ベンダーの記事は、どんなに繕っても所詮提灯記事の域を越えることはないわけで、この連載もその例外ではありません。しかし、ソフトウェア開発改善の現場に長く関与して
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