音楽家、坂本龍一さん。彼の最晩年の日記には「死刑宣告だ」「安楽死を選ぶか」という闘病生活の苦悩や、「音楽だけが正気を保つ唯一の方法かもしれない」といった深く思考する言葉や本音が刻まれていました。この日記を軸に生まれたドキュメンタリー「Last Days 坂本龍一 最期の日々」では、坂本さんが自然に返るように亡くなるまでの日々を描いています。ヨーロッパで最も権威ある国際コンクールの一つ「ローズ・ドール賞」をNHKの番組が1970年の受賞から55年ぶりに受賞する快挙を成し遂げた本作は、なぜ世界に認められるコンテンツとなったのでしょうか。また世界的な文化人の死後、遺族とともにドキュメンタリーをつくることの葛藤、あるいは、その向き合い方とは。同番組プロデューサー、ディレクター、音響効果担当の3名に話を伺いました。 【ローズ・ドールについて】 テレビ・ラジオ番組におけるエンターテインメント性、卓越性
