資本主義社会の中で行われてきた、大量生産・大量消費。 テクノロジーの進化に加えて、人々の価値観の多様化、そして人間以外のステークホルダーとの共生を考えたとき、果たしてこのままでいいのだろうか。 「Ethical(エシカル)」「Well-being(ウェルビーイング)」といった倫理観や豊かさを問うワードも浸透してきた昨今だが、この先、私たちや社会はどうなっていくべきなのか──。 そこで、生活者起点の10年後の価値を探索するパナソニック デザイン本部内の組織、XDC(トランスフォーメーションデザインセンター)が指標にしようとしているのが「Becoming with(ビカミング ウィズ)」というキーワードだ。 価値観や社会環境に合わせて柔軟に変化していくことの重要性、そして203X年の社会のあり方について、早稲田大学文化構想学部教授のドミニク・チェン氏と語り合った。 ──これまでXDCでは、未来
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