世界記憶遺産の国内候補、２件に絞り込み 来月公表：朝日新聞デジタル２０１５年のユネスコ（国連教育科学文化機関）の「世界記憶遺産」登録に向けて、国内からの申請を絞り込むユネスコ国内委員会の選考委員会が２０日、東京都内で開かれた。地方自治体や政府からの計４件の申請を検討し、１国の申請上限の２件に絞り込んだ。６月１２日に国内委として決定・公表するとして、内容は明らかにされなかったが、関係者によると２件のうち１件は政府が申請した「東寺百合（ひゃくごう）文書」という。 登録を目指すのはほかに「知覧からの手紙 知覧特攻遺書」（申請・鹿児島県南九州市）▽「舞鶴への生還―１９４５～１９５６シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録―」（京都府舞鶴市）▽「全国水平社創立宣言と関係資料」（奈良人権文化財団など）。選考委は、４件の申請書を読み込み、長期の資料の保存態勢やデジタル化の計画が整っているかなどで判断したという。
