「令和のお雛様はこうなんだよ」 10歳の娘が、やっと出された我が家の雛人形を見て手を加えました。 扇をお内裏様に、刀をお雛様に。 手に持つ小道具を一つ入れ替えた、ただそれだけのことなのに、禁断の行為のようにどきりとしました。 思えば節句人形はたいへんな価値観の固定装置です。 3月3日、雛人形飾り「女児の成長を祝う」。 5月5日、鎧兜の人形を飾り「男児の成長を祝う」。 これ入れ替えたら成り立ちませんよね?女児の祝いに鎧兜飾ること、男児の祝いに雛人形飾ること。今のところ「それは違う・・・」と言われそう。 めっちゃジェンダー問題真正面だな、と感じてから、「雛人形を女の子のお祝いの日ということで何も考えずに出していいのか??」というのを悩んでました。 しかも「雛人形をしまうのが遅れたら、嫁に行くのが遅れる」みたいな変な呪いまでついてくる。 じつは興味があって今年に入って雛人形の歴史を調べていたとこ