「あたしの声はちゃんとお前らに届いてて、それを受け取ってもらうことにもちゃんと意味あって……あたしはラジオパーソナリティーやってんのがスッゲェ楽しいんだなって、それに気づかせてくれてありがとう!」 夢や目標もなくフラフラと日常をさまよい、男に金を騙し取られてやけ酒を搔っ食らう。そんなミナレ(小芝風花)がひょんなことからラジオパーソナリティーとしてデビューし、人生挽回のチャンスを手に入れるところから始まったドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)。全8回に渡って2,234行もの膨大な台詞量をこなし、その喋りで人々を圧倒させる類い稀なミナレの才能を見せつけた小芝風花への称賛の嵐が止まらない。一寸先も見えないカオスな展開の中にラジオというメディアに携わる人々の熱い魂が宿るこの物語は、彼女がいなければ成立しなかったであろう。最終回もまた、それを強く実感せざるを得ないエピソードが描かれた。 これまで
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