JR播但線経由で大阪と鳥取を結ぶ特急「はまかぜ」が来春、新型車両「189系」でデビューする。新型車両は現在、メーカー「新潟トランシス」の新潟事業所(新潟県聖籠町)で製造中だ。 車体はステンレス製で、側面の窓ガラスの周辺にあかね色のラインを施した。車内には、多目的室や一部の座席にモバイル用コンセントを設置するなどして乗客の利便性も高める。 新型車両は計21両を製造する予定で、19日、1編成分(3両)を南福井(貨物駅)へ納入するための輸送が行われる。 国鉄時代から主に山間部を走る特急用の車両として活躍し、現在は、はまかぜしか使われていない旧型の「181系」は、189系の導入に伴って、定期列車から姿を消す。