コールチク(露:Кортик、「短剣」の意)は、1988年に登場したソ連開発の新型CIWSである。輸出型名称はカシュタン(露:Каштан、「栗」の意)。GRAUコードは3M87、NATOコードネームはCADS-N-1。 実用化されたCIWSでは世界で唯一の、機関砲・対空ミサイルを1基のマウントに収めた複合型CIWSである。 設計[編集] この兵器はモジュール方式を採用しており、射撃管制モジュールと通常は2つの戦闘モジュール(より多数の設置も可能)から構成される。管制モジュールが脅威を発見・追尾し、敵味方識別装置の情報と照合しつつ目標データを射撃モジュールおよび戦闘モジュールへ伝達する。この管制モジュールは3次元レーダーを備え、全天候型マルチバンド統合管制能力を持ち、戦闘モジュールの数次第だが多目標同時対応能力を有する。 戦闘モジュールは各々のレーダーおよび光学管制を用い自動追尾し、砲とミ