実験に使う近赤外線ライトは日本企業製。「世界中探したけれど、これが一番よかった」 Photo: Lanham Yuko がん細胞が餅のようにはじけた 世界の先端医療研究の総本山ともいえる米国立保健研究所(NIH)傘下の国立がん研究所(NCI)で、主任研究員を務める。テレビのリモコンなどに使われる近赤外線に反応する特殊な化学物質を用い、がん細胞を狙い撃ちする「光免疫療法(PIT)」を開発した。その研究にほれ込んだのが、三木谷だった。米国のベンチャー企業と組んで実用化を目指しているのを知ると、総額45億円の出資を決めた。出資先の米ベンチャーの会長に就任、日本法人も設立して事業化を加速させる。 米国では、口やのどなどにできる頭頸部(けいぶ)がんの末期患者約30人に投与する治験が進んでおり、2019年にも米食品医薬品局(FDA)からの認可が視野に入る。日本でも年内に患者に試す準備が進む。 小林とと
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