前回のエントリーで 「怒られるかもしれませんが、日本だけ見た場合近い将来本格的に景気が回復する(継続的な成長が実現する)ことはないと思います。それが本当に可能なのは、人口構成がもうちょっとまともになってからだと思います。まあやってみないとわからないとはいえ、いまドメスティックな成長戦略をいくらやっても、中期的な成長につながらない。」 というのを批判を承知で書いてみたら、なんと同じ趣旨のことをもっと学術的にかつグローバルに西村さんが書いておられたのでちょっと安心しました(って安心している場合か)。この辺の論点は藻谷さんが「デフレの正体」で取り上げたのと共通した論点だと思います。 考えれば考えるほど、この問題は、唯一の問題ではないにせよ、大きな問題であることは疑いなさそうです。一言で言えば、「世代間の公平」がないところに希望が生まれないし非生産人口が積極的な成長投資をしなくなるという現実です。