2013.10.14 仙台・泉区の赤生津を考える カテゴリ:仙台 泉区の七北田公園は地図では、その北半分が泉区七北田字赤生津とされている。また、泉中央から七北田公園西口を経て北環状道路方面に抜けようとすると、七北田川を越えるが、この橋は「赤生津大橋」である。 宮城県の地名研究で高名な太宰幸子先生によれば、赤生津(あこうづ)は、阿久戸、阿久津などとともに、アクタ(川沿いの低湿地で水はけの悪い地)の転訛という。 (太宰幸子『地名に込められた伝言 災害・崩壊・津波地名解』彩流社、2013年) 雨や豪雨の水がなかなか抜けにくい地に多くある地名だが、その大雨や洪水で肥沃な土が運ばれることが多いので昔から稲作が行われ、決してその地を捨てるようなことはなかったようだ。 栗原市志波姫の一迫川流域に「阿久戸」(あくと)があるが、アイオン台風で土手が切れた。大崎市鹿島台の「阿久戸」(あくど)は鳴瀬川が蛇行する