11歳になり、みーちゃん、と「ちゃん」付けで呼ぶのもためらわれる年齢になりましたが、最近、ウチの子ども(生物学上は女と思われます)が、 「ぼくは男になりたい。でも、かわいくなりたい気持ちもある。かっこよくなりたい気持ちと、かわいくなりたい気持ち、両方ある。ぼくは自分がわからない。どうしたらいいのか、わからない」 と言うのです。 そのとき、私としては正直に、 「あたしにもいまだにわかんない問題をさぁ、ちょっと、そうやって突きつけないでよねぇ」 と言いたかったのですが、親として、一人の大人として、そういう対応はいかがなものかと思ったものですから、つい、 「男になるとか、女になるとか、と決めつけなくていい。あなたは、あなたになればいいんだから」 と、どこかの台本に載っていそうな、玉虫色の回答をしてしまいました。 でも、良心の呵責と言うんですかね、つい、うっかり、付け加えてしまったわけですね、 「