2011年03月30日23:40 カテゴリ経済 雇用メルトダウン かつて「どしゃぶり」といわれた雇用情勢が「氷河期」といわれるようになり、最近は言葉もなくなったが、私は「メルトダウン」と名づけたい。きょうのアゴラ/BLOGOSシンポジウムは、そういう陰鬱な話だった。 パネリストの海老原嗣生氏も会場の常見陽平氏も「今年の就活は史上最悪になる」と予告していた。4月に出るはずだった内定が6月以降に延期され、それも大幅に削減されそうだ。大企業の採用計画は全面的に見直され、中小企業では雇用が消滅してしまった。震災の影響はいうまでもないが、電力不足が長期化しそうなことがメーカーの雇用を凍りつかせている。 今まで日本的雇用はそれほど急速に変わらないと主張してきた海老原氏と、「昭和的価値観」を批判してきた城繁幸氏の意見があまり違わないのも意外だった。終身雇用・年功序列の大企業ホワイトカラーは労働人口の4%