「好きだから距離を置く、好きだからそばに寄る - 忘却防止。」を読んで。 いつも接して毎日を彩ってくれるもの、いつも接しているわけではないけれど、深く自身に根を下ろしているもの。 そういうものに囲まれて、自分は毎日、少しずつ作られる。 今の自分を作りあげるに至った過去の毎日。後からそれを思い起こすとき、思い出せるのは何かしら印象に残った瞬間。 自分の好きなものと接している時間というのは、植物が陽の光を浴びているときのようなもので、さまざまなものを自分に取り込みながら、それを自分の内なる力へと変えていく。 でも、取り込んだものがすぐに自分を形作る何かになる訳じゃない。ゆっくりと、時間をかけて消化しないと取り込めないものもあれば、取り込んだときは毒だと思ってたものが、実はそうではなかったことに気づくこともある。 自分が本当に好きなことであれば、少しくらいそれから離れることがあっても、完全に卒業