ロックバンド・オアシスの中心メンバーだったノエル・ギャラガーが、バンド脱退後に初のソロアルバム「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」を発表し、好調だ。生来のソングライターぶりを発揮、のびのびと才能を開花させている。 弦楽パートがドラマチックに盛り上げる「エヴリバディズ・オン・ザ・ラン」や、ニューオーリンズジャズ風味の「ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー」など、曲作りの名手の面目躍如。「完成してみるとそれぞれの曲がつながっていたみたいだね。愛と希望と逃避がテーマだったわけだ。アクシデントみたいなものだけど」とノエルは話す。 オアシスは「現代のビートルズ」といわれるほどの大人気バンドだった。初のソロ作はプレッシャーだった? 「まったくない。バンドでするより、少人数で自分のペースで、心穏やかに録音できるってもんだ」 実際、バンド時代より曲想が多彩になったようで、「AKA…ホワット・ア