特集の最後に、Windowsでのコマンドプロンプトの設定などを解説することにしよう。 基本的なこととしてconhost.exeの設定(図1)には、「既定値」と「プロパティ」があり、さらに、レジストリにも設定がある。「既定値」の設定は、コマンドプログラムへのファイルショートカットに保存される。cmd.exeを起動するファイルショートカット(.lnkファイル)を作成することで、「既定値」の違う複数のコマンドプロンプトウインドウを利用できる。 レジストリの設定には、既定値で設定可能なものと既定値側では変更できず、個々のユーザーで共通になる項目もある。例えば、「スマート選択」(ダブルクリックで単語を選択)で利用する単語の切れ目を表す文字列は、レジストリでしか変更できない。基本的にレジストリ側の設定項目は、新規に作成したファイルショートカットの「既定値」の初期値となる。 これに対して「プロパティ」は