Windowsにはファイルやシステムを保護する様々なバックアップ機能がある。Windows 7から8/8.1、10とバージョンを重ねるごとに、そうしたバックアップ機能も強化されてきた。削除や意図せぬ上書きからファイルを救ったり、不調になったシステムを回復させるには、バックアップ関連機能の全体像を理解して、あらかじめ準備しておく必要がある。 今回から5回にわたって、Windows 10が備えるバックアップ関連機能を解説する。第1回と第2回は、「ファイル履歴」だ。 ファイル履歴は、ユーザーデータの保護に重点を置いたリカバリー機能だ。標準状態では、ユーザーフォルダー以下が保護の対象となるが、ライブラリに登録することで任意のフォルダーをバックアップ対象にできる。 他のバックアップ方法と違うのは、バージョン管理が可能なことと、NTFSのジャーナル機能や低プライオリティIO機能を利用しているため、シス
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