米国10年国債利回りの不気味な低下 昨日(5月21日)の米国市場では、NYダウが16533ドル、10年国債利回りが2.53%となりました。NYダウが依然として史上最高値圏にあるのに対し、10年国債利回りが低下しているのです。 「たまたまだろう?」と思われるかもしれませんが、大変に気になるサインです。 昨年の12月31日には、NYダウが16576ドルと当時の史上最高値を記録し、その時点の10年国債利回りが3.03%でした。その後NYダウが5月13日に16715ドルと史上最高値を更新したのですが、10年国債利回りはその2日後の5月15日に2.48%と、昨年7月以来の低水準となりました。 さらにFRBは本年1月から長期国債とMBSの買入れを縮小しており、昨年までの月額850億ドルから現在は月額450億ドルとなり、本年後半にもゼロになるようです。 つまりNY株式が史上最高値圏にあり、これは米国経済