その会社に、ある大手電機メーカーから「COBOLプログラムのレガシーシステムをJavaに変換したい」という案件が来た。社内の担当部署に見積もらせたら、ハードウエアを含めて10億円以上という数字が上がってきたという。非常に大規模な案件である。 まず、COBOLのプラグラムをリバースエンジニアリングで解析するのだが、その検証作業で、私が知っているニアショア企業を使えないかというのである(国内の地方企業に開発作業を委託することをニアショア開発という)。 他社製ソフトの中身を分解して「盗用」するケースも リバースエンジニアリングとは何か? ハードウエアとソフトウエアで、リバースエンジニアリングの方法は異なる。ハードウエアのリバースエンジニアリングは、「分解・解体」から始まる。目に見えて形のあるものだから、やることはそれほど複雑ではない。NECのパソコン「PC98シリーズ」をセイコーエプソンがリバー
