このように,最悪でもオーバーヘッドは2%である。前回pgpool 1.0で計測したときは最悪20%近いオーバーヘッドがあったことと比べてみると,pgpool 2.0では大幅な性能向上が達成されたことが分かる。 次に更新系でのテストを行ってみた。前回と同じ条件で更新系のテストをした結果が図2[拡大表示]である。 pgpoolなしの場合とpgpoolありの場合を比較すると,最悪の場合(同時接続ユーザー数1)で60%,最良の場合(同時接続ユーザー数64)で93%,平均83%の性能が得られた(同時接続ユーザー数が128の場合むしろpgpoolありの方が良い性能を示しているが,これは測定誤差であろう)。前回pgpool 1.0で測定したときは最悪で48.5%,最良で81%,平均65.8%であったから,pgpool 2.0では更新時にもかなり性能が向上していることが確認された。 コネクション・プーリン