まず今日の前のエントリーでも紹介した、ラサール石井の『笑いの現場』です。この本は芸人さんによる自著伝的なものを期待している人には食い足りないところがあると思う、それは全てラサール石井さんの持つ客観性に、大きく理由を着地させることが出来る。 この本を読んで一番思うのは、コント赤信号の三人はもちろん、明石家さんま、島田紳助、ビートたけしといった人たちが、周到な計算を持って今日の地位を築いてきたことであり、特に明石家さんま、渡辺正行、石橋貴明といった人たちは、その一挙手一投足に全て意味があり、売れるための計算が元だったというのが、冷静に分析し紹介されている点です。明石家さんまが漫才ブームの時に何を思って考えていたか、という所は読んでいて鳥肌が立ちました。 僕はラサールさんの演出している舞台は見たことがないので、演出家としてのラサールさんは分かりませんが、ラサール石井を芸人として演技者としての評価