結構大きな声で叫ぶと、その声(空気の振動)を口にかざした振動発電機が電力に変えて、LEDを点灯させる。原理としてはスピーカの逆で、マイクに似ているけれど、発電量はケタ違い。 昨年末から、東京・荒川にかかる首都高速の五色桜大橋で「振動発電」の実証実験が行われている。1日あたり約6万2000台通過する自動車による振動を、橋桁の下に取り付けた振動発電機で電気に変えて、橋のイルミネーションを点灯させる電力の一助としている。 この振動発電とは、圧力を加えると電力を生み出す「圧電素子」を振動でごくわずかに変形させて、電気を生み出すものだ。開発したのは、慶應義塾大学の大学院生で、ベンチャー企業「音力発電」の代表でもある速水浩平氏。 速水氏は、モーターやスピーカの仕組みを知った小学生のころから、音や振動から電気を生み出す夢を思い描いていたという。実際に研究を始めたのは大学2年生から。周囲からは、「(発電効
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