1912年4月15日、英国から大西洋を横断して米国ニューヨークへ向かう初航海の途中で沈没した豪華客船「タイタニック号」。乗客乗員1513人(諸説あり)が犠牲になり、当時「史上最大の海難事故」といわれた悲劇の原因は、いまも謎に包まれている。『日本史サイエンス』(講談社ブルーバックス)で歴史の通説を科学の視点から覆した船舶設計の専門家・播田安弘氏が、あらためて事故を分析する。 109年前の沈没以来、タイタニックの悲劇は多くの映画や小説に描かれています。なかでも今夜の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送されるジェームス・キャメロン監督作品『タイタニック』(1997年公開)は、興行収入の世界記録を更新し、第70回アカデミー賞では作品賞など歴代最多の11部門を受賞しました。この映画によってタイタニックは「世界一有名な船」となったのかもしれません。 しかし、その沈没の原因については、いまだに多く
ネパールで行われているPCR検査の光景。PCR検査は世界標準であり、検査キットは概ねMade in Japan なのに日本ではなぜか妙な「PCR不要論」が事もあろうに医療関係者から発信されている (Photo by Narayan Maharjan/NurPhoto via Getty Images) ここまで、世界でもとりわけ目立ち始めた合衆国と本邦というコロナ二大失敗国について統計を用いて論じてきました。本邦は、東部アジア・大洋州を覆うコロナ禍の威力を1/100とする謎々効果(前回を参照のこと)に守られていますが、統計の挙動は世界では少数派の第一次第二波パンデミックの制御不能拡大中という合衆国と同じ事態に陥っています。 合衆国と本邦とでは、第一次第二波パンデミックが制御不能の大規模拡大というたいへんに困った事態の根本的原因はやや異なりますが、第一波パンデミックの制圧が不完全な状態で社会
米ファイザー製のワクチンが充てんされた注射器=福岡県古賀市で2021年2月22日午後2時24分、須賀川理撮影 ロイター通信は7日、日本国内に到着した新型コロナウイルスワクチンは2800万回分に達したが、接種が完了したのは15%程度の400万回超で、約2400万回分が「(接種を担当する)人手や手配上のボトルネック」によって使われないまま残っており、接種ペースは「遅いままだ」などと批判的に報じた。 河野太郎行政改革担当相(ワクチン担当)は4月28日の日本テレビの番組で供給量について、「4月末は2800万回まで来ている」と発言していた。現在、日本が輸入・接種しているのは米ファイザー社と独ビオンテック社が開発したワクチンだ。 首相官邸サイトによると、5月6日までのワクチン総接種回数は医療従事者向けが395万4834回、高齢者向けが24万2629回で、合計419万7463回分にとどまっている。
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