広島を退けて10年ぶりの日本一。長い目で組織を築いた日本ハムが大きな花を咲かせた。北海道移転から13年で5度のリーグ優勝を果たし日本一は2度、今季の観客動員数は移転後初めて200万人を突破した。安定した成績と好調な事業は球界屈指。その双方を支えるのが異色の経歴を持つ多様な人材たちだ。平均3万人動員例年伸び悩むシーズン序盤に動員を押し上げたのが5月に行った北海道新幹線とのタイアップ企画だった。
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日本ハムの舞台裏に、最大の仕掛け人がいる。ゼネラルマネジャー(GM)の吉村浩(52)だ。05年にGM補佐に就任後、今回で2度目の日本一を含めて5度のリーグ制覇。先進的なチーム編成の根幹を担うが、表には出ずベールに包まれている。大リーグでの編成業務経験を生かしてデータベースを導入。「スカウティング」と「育成」の2本柱を掲げ、永続的な強化指針を確立させた。栗山監督は「天才」と呼ぶ。指揮官と過去に手を携えたDeNAのGM高田繁(71)、元球団社長の藤井純一(67=池坊短大学長)の証言から人物像と手腕に迫る。 吉村は「野球オタク」である。 高田と吉村の初対面は、高田がGMに就任した05年1月だった。「彼のことは知らなかった。デトロイト・タイガースで仕事をして、優秀な人だと。一緒に仕事をしてほしいと言われた」。 高田をサポートするGM補佐に、吉村が着任した。タ軍でも同職などを歴任し、阪神では3年間、
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