千葉商科大学大学院政策研究科 杉山秀子さんの博士論文 コロンタイ; 理想と現実: ジェンダーから見たロシアにおける女性の社会的地位
千葉商科大学大学院政策研究科 杉山秀子さんの博士論文 コロンタイ; 理想と現実: ジェンダーから見たロシアにおける女性の社会的地位
図書館で借りた、19世紀ロシアを代表する文豪の一人、イワン・ツルゲーネフの「はつ恋」。ロシア文学「金の時代」の代表作です。 「はつ恋」(新潮文庫)裏表紙カバー 何気なく目に入った裏表紙の内容紹介には「16歳のウラジミールは……」とあり、チェコ系か何かの人の話だっただろうか、などとぼんやり考えたところで、はっとして中身をめくりました。 「はつ恋」(新潮文庫)本文 本文の表記は「ヴラジーミル」。裏表紙と合っていません。出版社のサイトを見ても本の紹介文は裏表紙と同じ「ウラジミール」でした。 「ウ」と「ヴ」の違いは日本語で表記しがたい音をどう文字にするかの問題で悩ましいところですが、本文と裏表紙が合っていないのは気になります。しかしより気になるのが長音記号「ー」の位置です。 英語で綴ればVladimirで、表記に長音の要素があるわけではなく、「ウラジミル」と書かれることもありますが、ロシアではアク
旅行中に、飛行機が遅れて、憤懣やるかたなかった――。もしそんな経験があったら、次に遅れたときには、19世紀に人々がどのように旅したかを思い出すと、多少気分がまぎれるかもしれない。 あなたはたぶん、ロシアの画家、イリヤ・レーピンが描いた『ヴォルガの船引き』(1870年~1873年)をご覧になったことがあるだろう。 絵に描かれた男たちは、なぜ、こんな仕事をやっているのだろうか?なぜ、この疲れ果てた男たちは、奴隷さながらに、船を上流に引っ張っていくのか? なぜ、気の毒な若者たちは、外輪船や帆船を使わないのか?ひとつ調べてみよう。 船引きとは何者か? ロシア語で「ブルラーク」と呼ばれる、彼らの主な仕事は、川の流れに逆らって、つまり上流に向かって、帆船を引っぱっていくことだった。ふつう、彼らは、全長30〜50メートルの平底貨物船を引いた。これは、秋と春の季節労働であった。 たまたま順風が吹いたときは
中谷早希(なかやさき)さん(20)、上智大学生/モスクワ国立言語大学留学生「モスクワの通りを喜んで散歩」 中谷さんは2月にここに来て、モスクワ国立言語大学の寮に暮らしている。寮は市の中心部からそれほど離れておらず、地元の若者に人気のゴーリキー公園にも近い。東京では友だちと通りを散歩するということはめったになかったが、ここでは広々とした遊歩道や大通りを歩くことが大好きな趣味となった。お気に入りのコースの一つは、モスクワ川のパノラマをのぞめるクリミア橋を通って、ゴーリキー公園に行く道。 寮ではもう一人の日本人女子学生および韓国人女子学生と一緒に暮らしている。各階にある共同キッチンで、一緒に3人分の料理をつくっている。韓国人女子学生は韓国料理をふるまい、中谷さんらは日本料理をふるまっている。好きなロシア料理は何かと聞くと、ためらうことなく、ピロシキとアイスクリームと答えた。「ここはアイスが安くて
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「北方領土」を見てきた話、2016年根室より、流氷の季節に カテゴリ: ロシア語圏を巡る旅 よしなし事 先週末、根室に行ってきました。 KIKI@norts_norts こちらは昨日の納沙布岬。歯舞群島が見えています。 https://t.co/HM6DICSYZe 2016/02/14 08:15:44 JIBSN(境界地域ネットワークJAPAN)主催の根室セミナー参加が主な目的でした。 日本各地の国境地域の現状についてゲストの話を聞き、ボーダーツーリズム(国境に面した地域の観光)の取り組みについて学びました。 それにしても根室遠いのね! KIKI@norts_norts 青い区間が4時間半(特急)、黄緑の区間で2時間半(普通列車しかない)かかりました。 帯広越えたあたりから「野生のシカが出没するため急停車することがございます」という車内放送が増える。 https://t.co/BHRw
ロシア北部、バレンツ海に面した小さな町を舞台に、そこで暮らす市井の人々と、権力を傘に土地の買収をもくろむ行政との対立を描いたヒューマンドラマ。罪なき人に襲いかかる抗えない非情の運命に、善と悪、人と神、自然と国家といった普遍的なテーマを力強く脈打たせる。 監督は、デビュー作『父、帰る』でヴェネチア国際映画祭・金獅子賞(グランプリ)、『ヴェラの祈り』『エレナの惑い』ではカンヌ国際映画祭で2作とも賞を受賞し、ロシア映画史にその名を刻むアンドレイ・ズビャギンツェフ。 本作『裁かれるは善人のみ』も2014年・第67回カンヌ国際映画祭で脚本賞、第72回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞を受賞した他、世界中の映画祭で26もの賞を受賞した。 あらすじ 海辺の小さな家 明け方、たくさんの船が朽ち果てた静かな入り江。長い橋のすぐ脇に古ぼけた家が建っている。コーリャが祖父の代から住み続けている、温室と彼の仕事場
ロシア映画界の異才アンドレイ・ズビャギンツェフにとって4作目の長編になる『裁かれるは善人のみ』では、辺境にある海辺の町を舞台に、ロシアの現実、そして神話的な世界が切り拓かれていく。 自動車修理工場を営むコーリャは、若い後妻のリリア、先妻との間に生まれた息子ロマとともに住み慣れた家で暮らしている。ところが、1年後に選挙を控えた強欲な市長が、とある計画のため権力に物をいわせ、彼らの土地を買収しようと画策する。一族が代々暮らしてきた土地に強い愛着を持つコーリャは、モスクワから友人の弁護士ディーマを呼び寄せ、対抗しようとする。そのディーマは、市長の悪事の証拠をつかみ、彼に圧力をかけるが、強大な権力が牙を剥き、コーリャたちをどこまでも追いつめていく。 強欲な市長の執務室の壁には、プーチン大統領のポートレイトが飾られている。ディーマが握る悪事の証拠に危機感を覚えた市長は、実力者の司祭に相談を持ちかける
ベラルーシのロシア語作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(1948年生れ)。 旧ソ連・ロシア社会の抱える問題を取りあげ、人々から得た貴重な証言である「生の声」をもとにルポルタージュを書いてきた、いわゆるノンフィクション作家である。 第二次世界大戦、アフガニスタン戦争、チェルノブイリ原子力発電所事故、自殺等々さまざまな社会問題に果敢に取り組んできた。チェルノブイリ原発事故に関しては以下の邦訳がある。 『チェルノブイリの祈り――未来の物語』 松本妙子訳(岩波書店、1998) この度、三浦みどりさんを通じてアレクシエーヴィチに福島第一原発の事故について寄稿を依頼したところ、以下の文章を送ってくださった。この場をお借りしてお礼を申しあげたい。 チェルノブイリについて深く考えつづけてきたアレクシエーヴィチの声に、私たちは今こそ耳を傾けるべきではないだろうか。 ちなみに、今回の事故を契機に、『チェル
以前、直木賞作家・葉室麟の「星火瞬く」(講談社)を読み、この小説のストーリーは本当に歴史的事実に基づいているのか、ズッと気になっていた。 小説では、江戸時代後期に、幕府禁制の日本地図を持ち出そうとして国外追放処分になったドイツ人医師・シーボルトが、幕末になって再び日本を訪れ、また同時期に、ロシアの無政府主義者であり革命家でもあるバクーニンも日本の地を踏み、両者の関わり(小説の中ではシーボルトの子息であるアレクサンダーとバクーニン)を中心にストーリーが展開されている。 幕末にシーボルトが再び日本を訪れたこと、ましてや、世界的に有名なバクーニンが日本の地を踏んだことなどをまったく知らなかったため、小説を読んだ時、著者の、この空想的な着眼に驚いてしまった。 でも以来、ひょっとしたら、これは、少しばかり歴史的事実を踏まえているのではないかと思い調べてみたら、なんと、いわゆる明治元年から遡ること7年
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