特集:第1回 RPM活用でLinuxサーバ運用の手間を軽減 (1/5) UNIX系OSで伝統的な、ソース入手によるコンパイルのインストール。多数のサーバを運用する際は、メンテナンス性からの指摘が多いのも事実だ。この特集では、運用の手間を軽減すべくLinuxの標準パッケージ「RPM」の使い方から活用方法までを全3回で解説する。 ソースコード配布のメリットと運用時の問題点 多様な「UNIX系OS」のひとつであったLinuxが、単独のカテゴライズOSへと発展した理由の1つに、バイナリパッケージ「RPM」(Red Hat Package Manager)の存在がある。UNIX系OSにおいて、ソフトウェアの管理はソースファイルを独自にconfigしてコンパイル、そしてインストールをする。この手法がスタンダードとされ、UNIXを扱う者には当たり前とされてきた。その根本には、ソースコードが配布されプラッ