日本の3大古城の一つであるとともに豊臣秀吉の本拠地だった大阪城。韓国では壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)の元凶として知られる秀吉は、ここから日本統一の夢をつかんだ。 豊臣秀吉の指揮所が、城の真ん中にそびえ立つ天守閣だ。今では日本観光のプライドとされるほど名所となっている建築物だ。 その天守閣では最近、日本政府観光局が「強く勧める」夜間の照明ショー(プロジェクションマッピング)が人気を呼んでいる。今月7日午後6時、天守閣が最もよく見える大阪城の西側庭園でショーを見学した。ショーでは、高さ55メートル、幅44メートルの巨大な天守閣に光と映像を映し出し、まるで生きているような錯覚を引き起こす「3D(立体)マッピング」技術を利用した。 暗闇の中でショーが始まると、天守閣が日本刀によって真っ二つに切られ、天守閣を守る竜の頭にコイの胴体を持つ守護神が水と化した虚空を泳ぐ。集まった日本人