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シンガーソングライタに関するbandshijinのブックマーク (96)

  • 人形の逃避行 奥田民生『風は西から』MV

    この曲、クルマのCM(※マツダの企業CM「Be a driver.」)で聴きましたね。サビを中心にCMで使われていたのを見ました。Gメージャーキーで大胆にⅶの「ファ♯」の音をボーカルメロディのサビのいちばんおいしい部分に使っていたのが強く印象に残っています。♪たましいーでーは「しーーーー」れーーの、「し」のところですね。(サビ折り返しなら♪たましいーーでーーゆ「こーーーー」ぜーーー、の「こ」のところ。) こんなMVがあったとは知りませんでした。ロボット…というか、クルマの衝突安全性試験のための人形?が動いている…! 動くと人形を「ロボ」と認識するようです、私。 無表情なのに場面ごとに豊かな表情を感じるのはなぜでしょうか。演じ手の身振り手振り、首や顔の角度、光の当たり方…いろんな要素がそれを感じさせるのでしょう。見事です。 逃げ出した人形さん、街のキオスク風?のお店に並んだ新聞を見てしまう。

    人形の逃避行 奥田民生『風は西から』MV
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/22
    マツダの企業CMに使われた曲『風は西から』サビメロディのファ#が印象的で大胆。爽快な車の旅のお供にしたい。MV。車の衝突安全テストに乗り込む人形が主役。ほっこりとしておかしくもあり、ブラックユーモアでもある
  • マウンド上のダンサー 星野源『くだらないの中に』

    星野源『くだらないの中に』を私に紹介してくれたのはだった。 最近毎日、人の曲をカバーして動画をアップロードする活動をしているのだけれど、そんな私に「この曲は(どうか)」と紹介してくれた。 そのとき、曲を一聴して思ったのが「おれには声のポジションが高いな」だった。いいバラードだと思ったけど、その理由ですぐそのときに「よし、やろう」とは思わなかった。これが少し前のお話。 7月の17日頃にカバー動画更新の活動をはじめて…そうか、昨日で2か月が経ったのか。 昨日、ネタを求めてインターネットをうろうろしていた。日中、時間をつかえるスケジュールの日だったからゆっくりそれができた。 そうしたら、なんのご縁か、検索の道すじに星野源の『くだらないの中に』が現れた。スポット検索をしたのではない。別のことを調べて、道草を重ねていた。そう、斉藤和義の『紅盤』というコンセプト・アルバムの収録曲『君は僕のなにを好き

    マウンド上のダンサー 星野源『くだらないの中に』
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/18
    コード、メロディ、リズムと音楽的な「振り付け」は複雑。あらゆるくせのある球種をストライクゾーンぎりぎりまで生かして投げ分けてくるポップマスターはさながらマウンド上のダンサー。名曲『くだらないの中に』。
  • 崎山蒼志『ソフト』に寄せて

    友達からの連絡で、YATSUI FESTIVAL!2020を知った。 主催者のやついいちろうを、お笑いコンビのエレキコミックとして知っている人もいるだろう。 もうずっと前だけど、私はライブハウスで彼を見かけたことがあった。それで、やついさんは音楽好きなんだなと思っていたけれど、まさかフェスまで開催していたとは今更ながら知った。 フェスに出るいろんな人を追って、新しい音楽を知るというのは常套手段だと思うけれど、今まであんまりしたことがなかった。それ以前に、フェスにあまり行ったことがない。 やついフェスの出演アーティストを眺めていたら、崎山蒼志(さきやまそうし)というシンガーソングライターを見つけた。(やついフェスはコロナの影響でオンラインフェスに切り替わった。オンラインフェスのページに崎山蒼志の姿が見当たらないので残念ながら彼の出演はなくなってしまったのかもしれない。それはともかく) 高校生

    崎山蒼志『ソフト』に寄せて
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/12
    夜中に夢中になってエンドレスリピートして崎山蒼志のギターをコピーした。こんな若くてすごい才能があったらポンコツ中年の俺の存在意義ねぇじゃん・・・と思いつつ、自分で自分を「そんなことないよ」と擁護した。
  • 星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート

    恋のことを考えた。 いや、正確には「結婚」のことを考えた。 結婚相手を、自分で決めていなかった時代があった。 郷土史などを読むに、私の住んでいる地域もそうだったらしい。 親だとか家の者どうしのあいだで、あらかじめ「縁談」が組まれている。 「結婚式の当日に初めて結婚相手の顔を見た」 これは極端な話に思えるけれど、当にあったことなのだ。 現代は、結婚は自分の意志で決めるというのが主な理解だろう。 結婚と恋はちがう 二次元のキャラへの恋というものがある。 二次元でなくともいい。対象が、ドラマなんかに出てくる実在の俳優というケースもあるだろう。もちろん、画面に写ったら二次元だけれど。 “逃げ恥”と『恋』 『恋』(星野源)という楽曲があるなと思った。 たいへん社会に響いた曲で、おとなもこどもも、いろんなところで「恋ダンス」。踊り狂った。(狂ったは語弊があるかもしれない。それくらいに反響が大きかった

    星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート
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    bandshijin 2020/09/11
    逃げ恥、恋ダンス。社会におおきな影響を与えた星野源『恋』。オシャレ4和音を多用した疾走するポップ。二胡が異国情緒を加える。歌詞”夫婦を超えていけ”の「超(こ)」のところでブルーノートを用いている。
  • 谷澤智文の宇宙

    私が谷澤智文を知ったのは、アニメ『君に届け 2ND SEASON』がきっかけだった(その時の彼の名前はカタカナでタニザワトモフミとつづられていた)。アニメのオープニングテーマの『爽風』。 タイトルから受ける印象の通り、気持ちのいいポップだった。ちなみに、このタイトルは『君に届け』の主人公たちの名前の文字を積んでいる(黒沼 爽子、風早 翔太)。さかのぼってみると、すでにファーストシーズンの『君に届け』のテーマ曲を担当していた(タニザワトモフミ『きみにとどけ』)。 『爽風』は彼のアルバム『日に落ちてきた男』(2011)に収録されている。アルバムを購入して聴いてみると、彼の音楽、ことばの幅、奥行き…「スペース」がますます私をとりこにした。 私は当時の恋人と一緒に、彼のライブを観に行ったこともあった。代官山UNITだった。寒色系の12弦エレキギターに6の弦を張って(6の副弦を外して)使用して

    谷澤智文の宇宙
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/10
    アニメ『君に届け』主題歌で知って大ファンになった。タニザワトモフミ→谷澤智文と漢字表記に変えていた。世界旅行を経た彼。タニザワールドの広がりは果てしない。
  • ラブリーサマーちゃん『PART-TIME ROBOT』からthe brilliant greenを思い出した

    ラブリーサマーちゃん好き。音楽も好きやけど、常にいろんなこと考えては実験と発見を繰り返してツイッターで教えてくれるから。 — 岸田繁 (@Kishida_Qrl) June 23, 2020 彼女のアルバム『LSC』(2016年)の2曲目『PART-TIME ROBOT』を聴いていてピンと来たのが、the brilliant green。the brilliant greenの『There will be love there -愛のある場所-』が1998年。22年前だから、私は12歳くらいだったことになる。あの頃8センチCDで聴いていた。カップリングの『You & I』もとても好きだった。 顔は出さないがマスク(目のみ)なら良いらしい。 こんな動画が出てくるくらいだし、いちパフォーマーのみでなく制作者のスピリットを持っているのがひしひしと伝わってくるところも私に刺さる。その動画の中で、次

    ラブリーサマーちゃん『PART-TIME ROBOT』からthe brilliant greenを思い出した
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    bandshijin 2020/09/08
    ラブリーサマーちゃんのサウンドにthe brilliant greenを思い出したらズバリだった。気だるさにじむポップロックは、彼女の思考の深さ感性の鋭さ行動力探究心すべてから来ている。本当にすごいガッツを生む人。
  • 長澤知之『ソウルセラー』に心を浸す

    長澤知之をはじめて見たのは、数年前に恵比寿のリキッドルームでALのライブを観たときだった(私が折坂悠太を初めて見たのもそのとき)。それよりも前に、友人から長澤知之の名を聴いたり、音源をシェアしてもらったりしたこともあって、その存在は知っていた。 それからしばらくして、私は音楽のサブスクリプションサービスを利用するようになった。そこで流れてきた(トップが画面に自動で表示されるリコメンドのようなもの)が、長澤知之『ソウルセラー』だった(いや、自発的にスポット検索したんだったか。忘れたがどっちでもいい)。 これにすっかりやられてしまって、夜明け前の暗い部屋で安物の肘掛け椅子にかけたまんま、私はひとり涙を流した。 昨日のこのブログの記事で紹介した財津和夫も福岡の「昭和」に立った人だったけど、この長澤知之もまた同じフロアを踏んだ人だと知った。福岡が育むものって何かあるんだろうか。いや、出身地で差別す

    長澤知之『ソウルセラー』に心を浸す
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    bandshijin 2020/09/03
    みみっちさ、卑しさ、しんどさ。愛、情や熱。業や罪悪感。そういうのぜんぶ私のかわりに懺悔して歌にしてくれている。そう思ったリスナーがきっと私のほかにもうんといて、その人たちはみんな長澤知之が大好きだ。
  • 「ドルチェ&ガッバーナって日本人?」1億再生突破のヒット歌手がファンキーすぎた

    Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

    「ドルチェ&ガッバーナって日本人?」1億再生突破のヒット歌手がファンキーすぎた
    bandshijin
    bandshijin 2020/08/29
    ドルチェ&ガッバーナから認知されていた。ことばの引っ掛かりの威力。
  • 夢で見たアイドルのめっちゃいい曲 The Beatles、松田聖子、SMAPを思う

    男性5〜7人くらいの、あるアイドルグループのある曲を耳コピして、家のベッドの上であぐらをかいてアコースティックギターで弾き語りしてみたら、めっちゃいい曲だった。…という夢を見た。 最近私は、弾き語りカバー動画を録ってYouTubeにアップロードして公開するという活動をしていて、毎日1曲更新している。いつ始めたんだろうと投稿を始めた最初の動画を手繰ってみると7月17日だった。1か月は経つと思っていたけれど、1か月と10日を過ぎていた。 たかが1か月と10日超だけれど、それでも貧弱なレパートリーを持つのみの私はネタ切れしてくる。限られたネタを消費しながら、微々たる時間稼ぎをして、これまで一度も耳コピや弾き語りをしたことがない新曲にもチャレンジする。私はネタと時間に飢えている。 そんなわけで、冒頭の夢を見たのだろう。夢にまで見始めたら病気だろうか。これが病気なのだとしたら、世の中にはけっこういろ

    夢で見たアイドルのめっちゃいい曲 The Beatles、松田聖子、SMAPを思う
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    bandshijin 2020/08/29
    アイドルと非アイドルの境界はわからないけれど、私が好きな曲の提供者がバンドマンやシンガーソングライターであるケースは多い。松田聖子『天国のキッス』なんて、松本隆・細野晴臣。元はっぴいえんどのお二人だ。
  • 折坂悠太『きゅびずむ』(『あけぼの』収録) 立体の超次元

    私の中の折坂悠太像のめばえ 恵比寿リキッドルームで はじめて私が折坂悠太を知ったのは、元andymoriのメンバー3人と長澤知之が組んだバンド「AL」のライブ会場でだった。ALと関わりの深いレーベル「Sparkling Records」の立ち上げライブだと聞き駆けつけたのだったと記憶している。会場は恵比寿リキッドルームだった。そのときの共演だったシンガーソングライターの谷口貴洋が素晴らしくて感激したのを覚えている。 その日に、ゲストという形でステージに上がって数曲を弾き語りしたり、ALのボーカルの小山田壮平やバンドと演奏を共にしたりしていたのが折坂悠太だった。それが、私にとっての、初めての折坂悠太に関する記憶だった。 そのときに『ダイバー』と『きゅびずむ』という曲を彼が披露したと記憶している。私の記憶違いじゃないか不安だが、覚えてる限り、確かそうだ。 サブスクでふたたび出会う それからだい

    折坂悠太『きゅびずむ』(『あけぼの』収録) 立体の超次元
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    bandshijin 2020/08/27
    リキッドルームで生演奏をみて、記憶にとどめていた『きゅびずむ』。ことばの発明だと思った。
  • 小山田壮平『THE TRAVELING LIFE』 「壮」なアルバム 〜ファースト・インプレッション・ノート〜

    FM802『BINTANG GARDEN 小山田壮平のMUSIC FREAKSりたーんず』(8月23日)の放送の中で、リモートトークゲストの岸田繁は小山田壮平のそれを指して「へんなおじさんのアルバム」と表現した。 日。小山田壮平『THE TRAVELING LIFE』がリリース。CD屋が開く前に配信で聴ける時代になったか。0時過ぎたら解禁されていた。早朝、これを書いている。 とにかく、聴く。全曲視聴メモ。 HIGH WAY アルバムに先んじて公開された曲。『OH MY GOD』の次に解禁になった。初めて聴いたとき、シブいと思った。andymori、AL、ソロとやってきた彼のキャリア。ここまでくるとそうなるのか、とも思った。いつも彼は私の先をいく。私の現在の関心事、そのずっと先をすでに見つめている。私は5年〜10年くらい余計に過ごすと、やっとピントが合ってくるのでは。その頃にまた『HIGH

    小山田壮平『THE TRAVELING LIFE』 「壮」なアルバム 〜ファースト・インプレッション・ノート〜
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    bandshijin 2020/08/26
    岸田繁はFM802ゲスト出演時に「へんなおじさんのアルバム」と表現。「壮」には、「おとこらしい。つよい。血気盛ん。達者」そんな意味があるらしい。少年〜青年を経た旅のいま、これからを思わせる「壮」なアルバム。
  • メーヴェの正体 19(ジューク)『あの紙ヒコーキくもり空わって』

    はじめてのエレキギター 私は中学生のときにギターをはじめた。 吉祥寺の楽器屋さんに、5歳上の兄の友達・nさんに付き添ってもらって行った。 アドバイスをもらって選んだのはグラスルーツのチューニングロック式のエレキギター。 初心者はチューニングに苦労するとかわいそうだからという意図でnさんはチューニングロック式をお勧めしてくれたのかもしれない。 あとになって思うこと。 チューニングロック式は機構が複雑だ。 弦の交換も、作業が多い。 ほかのチューン、メンテにおいても同じ。 一目、すなわちはじめてのギターだったから、それがいかに複雑かを知る由もなかった。nさんが勧めた理由も、真相はわからない。 アーム(音程を揺らすことのできる機構の操作部)を取り付け可能だったし、音も良かった。値段も中学生の一目としては恵まれていただろう。父さん母さんありがとう。 ギター友達とコピーした19 中学生になって、ギ

    メーヴェの正体 19(ジューク)『あの紙ヒコーキくもり空わって』
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    bandshijin 2020/08/25
    中学生のときに流行った19『あの紙ヒコーキくもり空わって』。当時テレビCMでサビが流れたとき、歌詞「夢を描いたテストの裏」(作詞・326)が聴き取れなかったことが、かえって私の注意を引きつけた。
  • チューリップのThe Beatles愛を知る 財津和夫『切手のないおくりもの』をきっかけに

    財津和夫の『切手のないおくりもの』は、気付いたらなんとなく知っている曲だった。 どこで初めて触れて知ったのかもはや覚えていないのだけれど、『新版 歌はともだち《カラー版》』(教育芸術社、1983年)にも掲載されている。このは私の小学校の音楽の授業で使われていた。どういうわけか、現在手元にあるのは5歳上の兄が同じ小学校で使っていたものだ。彼のフルネームがひらがなで、裏表紙の内側の記名スペースに書き込んである。 きれいな順次進行を大部分にした滑らかで歌いやすいメロディで、うるっとする歌詞。 http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=F01127 歌詞の“○○○…あなたへ”の○○○…の部分が番ごとに変わる。世界中にいるであろうあらゆる人が、あらゆる“あなた”に向けて歌うことができる。広く一般に歌われることを想定して作曲したのかもしれない。Wikipedia

    チューリップのThe Beatles愛を知る 財津和夫『切手のないおくりもの』をきっかけに
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    bandshijin 2020/08/23
    『切手のないおくりもの』は子どものときかや知っていて、好きな曲だった。財津和夫もまたビートルズ愛に満ちた人だったのではないかと、最近になって『魔法の黄色い靴』を聴いてそれを思う。
  • 猫も杓子もあいみょん 『マリーゴールド』視聴メモ

    も杓子もあいみょんである。 なんて言ってみたくなるくらいに圧倒的な存在感を示すあいみょん。 流行るものに私はうとい。集団のフィーバー、社会の熱をずっとうしろから見守る私だ。 まったく知らないのもどうかと思って、だいぶ前にあいみょん『マリーゴールド』を一度聴いてみた。その中性的な声に気骨を感じた。 私はandymoriや小山田壮平に影響されている。あるとき、あいみょんも彼らの音楽から影響を受けたひとりだとネットで見た。それで、それまで「ポップ優等生」「期待の巨星」のようなものとしてなんとなく「現実離れ」した存在だったあいみょんが、私にとっても現実味のある存在になった。私は別々の物事どうしが自分の中で結びつくと、ようやく関心を持てるらしい。 そんな頃に、このツイート。 くるり・岸田繁と小山田壮平のミュージシャンシップから目が離せない。ただでさえ私はくるりの大ファン。そこに、私の関心がちょうど

    猫も杓子もあいみょん 『マリーゴールド』視聴メモ
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    bandshijin 2020/08/21
    あいみょん『マリーゴールド』の歌詞は音楽として耳に入ってくるように磨かれている。中性的で独特な声で、単語の切り方が非言語的。
  • 音の肉体性 米津玄師『STRAY SHEEP』を聴いて

    バックグラウンド「ハチ」と『アイネクライネ』 米津玄師を私がはじめて認識したのは東京メトロのコマーシャルに『アイネクライネ』(2014)が使われていたのを耳にしたときだった。爽やかでエモくてポップで、バンドの音を基調にした新しい才能が出てきたなと思った。私が好む耳触り、サウンドの趣味を押さえていた。ボーカルのメロディラインやコード選びのセンスが独特で、コマーシャルで流れた断片のみでも存在を印象づけた。 それより前から、米津玄師はボカロP(ボーカロイド・プロデーサー)「ハチ」として、耳の早い人の心をすでにとらえていた。このへんの動きを耳のトロい私は知らなかった。私は人の声や生の楽器由来の音に強いこだわりがある。ボーカロイド音楽の隆盛をどこか遠く冷めた目で見ていた。 米津玄師の独特なメロディの節回し。それは、彼がボーカロイドで音楽をつくる活動をしたバックグラウンドが醸成したと私は考える。突飛な

    音の肉体性 米津玄師『STRAY SHEEP』を聴いて
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    bandshijin 2020/08/21
    打ち込みから生音まで用いて幅広く多彩な曲。それでいて、フィジカルの「音」への希求を感じる米津玄師のアルバム『STRAY SHEEP』。順番に聴いてラストナンバー『カナリヤ』に至ったときそれを確信。
  • 肯定の讃歌 槇原敬之『どんなときも。』

    肯定は愛 “どんなときもどんなときも 迷い探し続ける日々が 答えになること僕は知ってるから”(槇原敬之『どんなときも。』より引用、作詞・作曲:槇原敬之、1991年) 私は歌をつくる。それをライブでやったり、録音したりする活動をしている。歌をつくる動機になるものがある。それは失恋かもしれないし、幸福や愛情かもしれない。なかでも、「自己肯定」はたびたび歌になる。 私だけじゃないだろう。さまざまなアーティストが、ミュージシャンたちが、自己肯定を歌にしてきた。それは「あなたへのメッセージ」でもあり、「あなた」の肯定でもある。 Youのところに、自分を代入するか、あなたを代入するか。それによって、自己肯定にもなるし他己肯定にもなる(「他己肯定」なんてことばあるんだろうか?)。私はそういう肯定の歌が好きだ。この世のあらゆるラブソングの中でも最も真摯なものだと思う。 なにげなく「ラブソング」と形容した。

    肯定の讃歌 槇原敬之『どんなときも。』
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    bandshijin 2020/08/21
    マッキーの『どんなときも。』を改めて味わいました。じんと来ました。