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ブックマーク / www.fashionsnap.com (190)

  • Luupはなぜここまで批判されるのか? 海外のeスクーター事情に見る問題点

    最近日では電動キックスクーター、別名eスクーターの話題が絶えない。特にスタートアップのLuupによる資金調達など、新たな電動マイクロモビリティとしてその勢いはどんどん増している感じがする。 その一方で、SNS上では「危なすぎる」「廃止すべきだ」「海外では禁止している街が多い」などの意見も散見され、かなり炎上気味な状態。 そんな中で、東京に加え、世界の他の街のeスクーターを取り巻く状況も踏まえ、個人的な考察をしてみたいと思う。 そもそもなぜこんなにも反対論が多いのだろうか? それはおそらく、その車輪の小ささと重心の高さだろう。こちらのスクーターレースの動画を見てもわかるとおおり、細かなコーナーでは転倒する人が多発しており、その操作には一定の技術が必要とされる。 反対派の中には、この不安定さを指摘する人も少なくない。 eスクーターレースの様子

    Luupはなぜここまで批判されるのか? 海外のeスクーター事情に見る問題点
  • ベネトンが日本撤退 全店舗閉鎖

    「ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON.、以下ベネトン)」が10月23日、日市場から撤退すると公式インスタグラムで発表した。 ベネトンは、1965年に設立したイタリアのカジュアルファションブランド。日では2000年頃から全国的に店舗を展開していたが、2011年に心斎橋店、2014年に表参道店を閉鎖し、現在はオンラインのみの展開となっていた。

    ベネトンが日本撤退 全店舗閉鎖
  • 「ヘインズ」の歴史が分かるタグ変遷と見分け方

    誰もが知るあのブランドの歴史を「タグ」の変遷で紐解く新連載がスタート。第1回は「パックTシャツ」でお馴染み、アメリカを代表するアンダーウェア・カジュアルウェアブランド「ヘインズ(Hanes)」。白Tシャツの定番として現在も広く愛されている同ブランドは、創業120年以上の長い歴史を持つため、古着として流通するアイテムの種類や年代も多岐にわたります。今回は、そんなヘインズ商品の製造年の見分け方を、タグの変遷を通して解説。また、古着好きなら押さえておきたい商品名や素材、特に人気やレア度の高いアイテムなどについて、下北沢で古着屋「MIMIC」「ft.」を営むオーナーの渡辺宝さんに教えてもらいました。 下北沢の古着屋「MIMIC」「ft.」2店舗のオーナー兼バイヤー。アンティークやヴィンテージ家具など、コレクタブルアイテムのバイイングを長年行っており、2022年に東京・代田橋に「MIMIC」を、20

    「ヘインズ」の歴史が分かるタグ変遷と見分け方
  • オンワードがウィゴー株追加取得で完全子会社化 総額100億円投資へ

    オンワードホールディングス(以下、オンワードHD)が、8月28日に開催した取締役会において、「ウィゴー(WEGO)」を展開するウィゴーの全株式を取得し、完全子会社化することについて決議した。株式譲渡の実行日は9月27日を予定している。 オンワードHDは、両者の強みを掛け合わせることによる事業拡大を目的として2023年5月にウィゴーと資業務提携を開始。第三者割当増資の引き受けにより、ウィゴーの株を20.27%保有し、持分法適用関連会社化した。同提携を通じてウィゴーの事業再生を進めてきた。2024年2月期の通期実績は売上高283億700万円 、営業損益4400万円の赤字、純損益15億2500万円の赤字だったが、今期の業績は5期ぶりに営業黒字転換する見込みだという。

    オンワードがウィゴー株追加取得で完全子会社化 総額100億円投資へ
  • チルドレン オブ ザ ディスコーダンスが「AKIRA」ヴィンテージTシャツを用いたリメイクアイテムを製作、価格は46万円から

    「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)」が、2025年春夏コレクションで大友克洋による漫画作品「アキラ(AKIRA)」のヴィンテージTシャツを使ったリメイクアイテムを発表した。ブランドが卸しているセレクトショップで取り扱い、デリバリーは1月を予定している。 リメイクアイテムは、1980〜1990年代の「アキラ」ヴィンテージTシャツをメインに、過去にアキラのサンプリングアイテムを発売したことで知られる「アナーキックアジャストメント(ANARCHIC ADJUSTMENT)」のヴィンテージTシャツなどと組み合わせて製作。中学時代からヴィンテージTシャツの蒐集を続けており、大の「アキラマニア」であるというデザイナーの志鎌英明が、作品の世界観にマッチしたアートワークをセレクトしてデザインに落とし込んだ。ロングスリーブTシャツ(60万500

    チルドレン オブ ザ ディスコーダンスが「AKIRA」ヴィンテージTシャツを用いたリメイクアイテムを製作、価格は46万円から
  • 盛り上がる古着ブーム ドーバー銀座も認めた「weber」店主に聞くヴィンテージの今

    副業だからこそ編み出した独自の仕入れ方法ー池田さんが古着に目覚めたきっかけは? 僕が高校生のときがちょうど雑誌全盛期で、「ブーン(Boon)」などの当時の人気ファッション誌を通じて古着に出会いました。生まれは北海道なのですが、その後大学に進学して住むようになった沖縄で、Tシャツの面白さに目覚めました。それからずっと、ファッションは古着一筋です。 ーウェーバーで取り扱っているヴィンテージTシャツはどういった方法で仕入れているのですか? 基的に僕がひとつずつバイイングをしています。昨年はインドネシア、その前の年はタイに行きました。タイはヴィンテージTシャツが非常に盛り上がっており、「ヴィンテージ・ネヴァー・ダイ(VINTAGE NEVER DIE)」というヴィンテージ古着のイベントも開催されています。 ーヴィンテージTシャツの市場はタイがアツいんですね。 東南アジアは世界中から古着が集まる場

    盛り上がる古着ブーム ドーバー銀座も認めた「weber」店主に聞くヴィンテージの今
  • リーバイスが「ナインリベット」を復刻、所蔵アーカイヴでは最も古いブルージーンズ

    「リーバイス® ヴィンテージ クロージング(Levi's® Vintage Clothing)」が、リーバイス®所蔵のアーカイヴで最古のブルージーンズ「ナインリベット(9Rivet)」の復刻版を6月7日に発売する。リーバイス®ストア京都と公式オンラインストアで取り扱う。また、6月6日にリーバイス®レッドタブ会員限定で先行販売を実施する。 これまで、リーバイス®所蔵のアーカイヴのなかに最も古いブルージーンズの候補は複数あったが、リーバイ・ストラウス社のアーカイブ室を管理するヒストリアンのトレーシー・パネク(Tracey Panek)が、1875年3月16日という再特許の日付が省略されたパッチのついたものが1875年の再特許以前に生産されたものであることを発見。これに基づき、同じパッチのアイテムのポケットのステッチやポケットの生地、ボタンなど製品すべてのディテールを比較した結

    リーバイスが「ナインリベット」を復刻、所蔵アーカイヴでは最も古いブルージーンズ
  • 「シーイン」のキッズアイテムに発がん性有害物質を確認、不妊症や早産など生殖機能にも影響か

    韓国・ソウル市が5月28日、「シーイン(SHEIN)」など中国発ECプラットフォームが展開するキッズアイテムにおいて、有害性物質を確認したと発表した。 ソウル市は、4月から2ヶ月間毎週にわたり、シーインや「ティームー(Temu)」、「アリエクスプレス(Ali Express)」など海外直輸入商品における安全性検査を実施。その結果、調査した全93製品のうち40製品から韓国政府が設定する安全基準値の428倍に相当する有害物質が確認された。具体的には、フタル酸系可塑剤や重金属などを確認。最も多く検出されたのはフタル酸系可塑剤で、同物質はプラスチックを柔らかくする化学薬品として知られており、基準値を超えると内分泌系障害を起こし、精子数減少や不妊症、早産など生殖機能に影響を与える可能性があるほか、発がんリスクもあるという。 また、直近に行われた検査では、シーインのバッグや、ベルトなどの子ども用革製

    「シーイン」のキッズアイテムに発がん性有害物質を確認、不妊症や早産など生殖機能にも影響か
  • アニメTシャツが人気の古着屋「chillweeb」が原宿に移転オープン

    東京都世田谷区の代田橋に店舗を構えていた古着屋「チルウィーブ(chillweeb)」が、原宿のURAHARA CENTRAL APARTMENTに移転オープンする。営業開始日は3月2日。代田橋での営業は既に終了している。 チルウィーブは、2022年5月1日に代田橋にオープン。アニメTシャツを軸に、オーナーが自分で着たいと思うグッドレギュラーやデザイナーズアーカイヴ、テクノ系やY2Kの古着を主に取り扱っている。オーナーは、以前から趣味でアニメTシャツを収集していたchill氏が務めている。同氏は、ポップアップイベントでアニメTシャツを販売した際に即完売したほか、日のカルチャーを扱う海外のウェブメディアに取り上げられるなど大きな反響を集めたことからアニメTシャツへの大きな需要があることを知り、チルウィーブの出店を決めたという。 代田橋の店舗は古着屋「ミミック(mimic)」と共同で売り場を構

    アニメTシャツが人気の古着屋「chillweeb」が原宿に移転オープン
  • ワークマン初のランドセルは税込8800円、「低価格・高機能・軽い」バランス重視の開発の裏側

    ワークマンが、6月にブランド初となるランドセル「ESスチューデントデイパック」を発売し、ランドセル市場に参入する。ワークウェアを中心に展開してきた同社がランドセルを手掛けた背景とは?カバン全般の製作を担当する製品開発第3部の林邦彦マネージャーに話を聞いた。 同社はランドセルに先駆けて、中高生の通学を想定した「フォーミュラスクエアバッグ」(税込7800円)を開発し、2023年秋に発売。開発段階からランドセルの展開を視野に入れていたといい、顧客から多数の問い合わせが寄せられるなど注目が集まったことが後押しとなり、製品化を実現させた。発案者は、小学生の親でもある林マネージャー。「ラン活という言葉が生まれるほど、ランドセルの購入は小学校入学を控える家庭にとって一大イベントとなっている。ワークマンにとっても参入の余地は十分にあると思った」(同氏)。 ワークマンランドセルは、林マネージャー自身の子育

    ワークマン初のランドセルは税込8800円、「低価格・高機能・軽い」バランス重視の開発の裏側
  • ロッチのコカドが想像よりもミシンガチ勢だった件について

    お笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウが、ミシン歴約1年ながらも、シャツやスカート、パンツを作るなど格っぷりを見せている。話を聞こうと伺った自宅には、職業用ミシン、ロックミシン、トルソー、アイロンが完備されており、さながら服飾学生の部屋のようだった。「きっかけは40歳をすぎてからの趣味探しだった」というコカドの、気だけど商売にはしないピュアで楽しいミシンの話。

    ロッチのコカドが想像よりもミシンガチ勢だった件について
  • ユニクロがシーインを提訴 「ラウンドミニショルダーバッグ」模倣品販売を理由に

    ユニクロが、中国発の総合ネット通販サービス「シーイン(SHEIN)」を運営するRoadget Business社、Fashion Choice社およびシーインジャパンの3社を2023年12月28日付で提訴した。ユニクロの人気商品である「ラウンドミニショルダーバッグ」の形態を模倣した商品を販売する行為など、不正競争防止法違反を理由とし、東京地方裁判所に模倣商品の販売の停止と販売により同社が被った損害の賠償を求める訴訟等の申立てを行ったという。 ユニクロを運営するファーストリテイリングは、昨年から「ラウンドミニショルダーバッグ」の模倣品や類似品がインターネット上の通信販売サイトなどで流通していることに対してコーポレートサイト上で注意を呼びかけており、模倣品を製造販売している会社に対する法的措置の検討を発表していた。 ユニクロは、今回の申立てに対して「シーインが販売する模倣商品の形態が当社商品の

    ユニクロがシーインを提訴 「ラウンドミニショルダーバッグ」模倣品販売を理由に
  • みんなのトラウマ製造機 アリ・アスター監督の眼差しに映る冬の日本、写真と手記で綴る写真日記

    「ミッドサマー」「ヘレディタリー/継承」のたった2作で“鬼才”の名を欲しいままにしたアリ・アスター監督。日にも根強いファンがいるアリ・アスター監督作品の特徴といえば、伝承や儀式、宗教からインスピレーションを得たストーリーや、幾何学的で奥行きのない浅い空間演出によって生み出されるなんとも言えない不気味さや緊張感、不穏さが挙げられる。 独自の世界観で世界中が注目するアリ・アスター監督が、2月16日から全国上映される最新作「ボーはおそれている」の公開に先立ち3年ぶりに来日。今回、FASHIONSNAPでは「写真を撮るのが好き」と話す彼のクリエイティビティの深淵を覗くべく、日滞在中に写真と日記を綴ることを依頼した。新作について「僕の内臓を泳ぎ回るかのような体験を楽しんでほしい」という(いつも通り)強烈なコメントを残した彼の目に映る、冬の日とその覚書。アリ・アスター監督の頭の中を覗いたら、新作

    みんなのトラウマ製造機 アリ・アスター監督の眼差しに映る冬の日本、写真と手記で綴る写真日記
  • 浜辺美波、あのちゃん、福山雅治..「紅白歌合戦」着用衣装まとめ<2023>

    今年も残すところあと少し。大晦日恒例の「NHK紅白歌合戦」がいよいよ開幕しました。FASHIONSNAP編集部では今年もサイトやX(ツイッター)上で出場アーティストや司会者、ゲストの衣装情報をリアルタイムでお届け。気になる衣装はこちらのページでチェック!【随時更新】

    浜辺美波、あのちゃん、福山雅治..「紅白歌合戦」着用衣装まとめ<2023>
  • 【2023年ベストバイ】サカナクション山口一郎が今年買って良かったモノ

    山口一郎(以下、山口):どれにしようか、すごく悩みました。 FASHIONSNAP.COM(以下、F):今年のベストバイ、なかなか絞れなかったですか(笑)。 山口:そうなんです。当に良くて紹介したいものばかりで。 F:それは気になります。まずは毎年恒例で山口さんの定番品についてお聞きしたいのですが、今年の定番と呼べるものはありましたか? 山口:いくつかあって、まずは「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のコートかな。当によく着ているので、冬の定番コートになりました。 F:毎年ベストバイ入りしているマルジェラが1点目に来ましたね。リサイクルナイロン製のオーバーサイズパデッドコート。決め手は何でしょう。 山口:僕は去年の夏に体調を崩して、療養しながら活動しているのですが、薬の副作用もあって体重が増えたんですよ。それで大き目のアウターを探していて、「ジュンヤ ワタナベ(JU

    【2023年ベストバイ】サカナクション山口一郎が今年買って良かったモノ
  • リバースウィーブの製造年の見分け方は?タグとプリントの種類を解説

    古着市場で不動の人気を誇るアイテムといえば、「チャンピオン(Champion)」のスウェット「リバースウィーブ(Reverse Weave)」。1930年代のアメリカで、高校や大学の生徒のためのアスレチックウェアとして誕生し、1990年代から日の古着市場で注目を集めているアイテムです。今回は、そんなリバースウィーブの製造年の見分け方を、タグやデザインを通して解説。また、年代ごとに異なる価格の理由や、特に人気を集めるレアアイテムについて、富ヶ谷で古着屋「ミスタークリーン」を営むバイヤーの栗原道彦さんに教えてもらいました。 1977年生まれ。1995年から原宿の古着屋「ロストヒルズ」でバイヤーを務め、2011年に独立。古着のECサイトを立ち上げ、2018年に実店舗「Mr. Clean Yokohama」をオープン。2020年に渋谷区富ヶ谷に店舗を移転した。1年の半分はアメリカに買い付けに行っ

    リバースウィーブの製造年の見分け方は?タグとプリントの種類を解説
  • 江口寿史の個展「ノット・コンプリーテッド」が世田谷文学館で開催、漫画作品にフォーカス

    イラストレーター江口寿史が、個展「江口寿史展 ノット・コンプリーテッド」を世田谷文学館で開催する。会期は9月30日から2024年2月4日まで。 江口寿史は1956年熊県出身。1977年に週刊少年ジャンプで漫画家デビューし、「すすめ!!パイレーツ」「ストップ!!ひばりくん!」などギャグ漫画で人気を博す。江口が描く独自の「かわいい」は1980年代から現在に至るまでのポップカルチャーに影響を与えている。

    江口寿史の個展「ノット・コンプリーテッド」が世田谷文学館で開催、漫画作品にフォーカス
  • クロムハーツがシーインを商標権侵害で提訴、賠償金として最高2億9200万円請求

    クロムハーツ(CHROME HEARTS)が、現地時間の8月24日に「シーイン(SHEIN)」の米国子会社Zoetop BusinessとShein US Servicesを商標権侵害、原産地呼称の虚偽、不正競争行為で提訴した。クロムハーツ側は、最高200万米ドル(約2億9200万円)を賠償金として請求している。 今回、シーインの商品がクロムハーツのデザインと同一もしくは区別できないほど類似しているとして提訴。具体的には、シーインのハンドバッグやアパレルアイテム、ヘアアクセサリーなどが、クロムハーツの「セメタリークロスパッチ」や「CHプラス」、「タガーデザイン」、「CH クロス」などのデザインと酷似していると訴えている。

    クロムハーツがシーインを商標権侵害で提訴、賠償金として最高2億9200万円請求
  • シーインが米デザイン学校で奨学金を設立、在校生からは抗議の声

    「シーイン(SHEIN)」が米国・ロサンゼルスのデザイン学校 Fashion Institute of Design & Merchandising(以下、FIDM)に奨学金制度を設立した件で、同校の生徒から抗議の声が上がっている。 シーインとFIDMは、今年5月にパートナーシップの締結および奨学金の設立を発表。シーインが12人の在校生に4万ドルの奨学金を提供し、プログラムの一環として同社のプラットフォームで販売されるコレクションを制作するという。 発表を受け、シーインが米国に安価な製品を流入していることや、著作権侵害で複数のデザイナーやブランドから訴えられているなどの理由から、在校生が抗議運動を開始。7月11日にスタートした署名活動では4310人の賛同を得た。嘆願書には「FIDMの学生がこの提携に憤慨しているのは、同校がシーインの衝撃的な人権侵害や、私たちの環境を害する製造方法を容認して

    シーインが米デザイン学校で奨学金を設立、在校生からは抗議の声
  • 「雑誌が本当に世間を動かす影響力を持っていたのは70年代」 神保町「マグニフ」の店主に聞く、雑誌文化の変遷

    そして2009年に、ファッション雑誌を中心にセレクトする雑誌の古屋「マグニフ」をオープンしました。当時と比べると、神保町には海外のお客様がすごく増えましたね。あとは外国人に限らず、日人でも観光地として訪れる方が多くなったように思います。神保町は書店だけでなく、レトロな喫茶店や有名なカレー屋さんがたくさんあり、見所のあるスポットだということがここ10数年で周知されたのかもしれません。 世間では離れや出版業界の衰退などが話題になっていますが、マグニフに関してはむしろお客さんが増えているような感覚があります。映画とか音楽とか、芸能的なものには昔からファンがいて、それを扱う書店は何軒かありますけど、マグニフではタレントが載った雑誌でもあくまでもファッションカルチャーという切り口で扱うことがポリシーで、それが他と違う特徴になっています。

    「雑誌が本当に世間を動かす影響力を持っていたのは70年代」 神保町「マグニフ」の店主に聞く、雑誌文化の変遷