インダストリアル・ミュージックの始祖であり、音楽シーンのみならずその後のカルチャーやアートに多大な影響を与え続けている伝説のバンド、スロッビング・グリッスル。代表作『20 Jazz Funk Greats』を発表後の81年と、ジェネシス・P・オリッジの離脱やヒプノシスのメンバーでもあったピーター・クリストファーソンの訃報を受けた2010年と2度の解散をした後も、ピーター以外の3人=X-TGとして活動していた。 そのスロッビング・グリッスルが、デビュー40周年を越えた2017年、ミュートとの再契約が決定。その全作品がリイシューされることになった。その第1弾として先日11月3日に77年のファースト・アルバム『The Second Annual Report』、Pitchforkで満点を獲得した前述のサード・アルバム『20 Jazz Funk Greats』(79年)、2004年発表のベスト・ア