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ブックマーク / mikiki.tokyo.jp (28)

  • ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS

    ビヨンセのサイン会……? 2024年3月29日、日のビヨンセファン、R&Bファン、音楽ファンはその現実感のない言葉に釘付けとなった。ビヨンセが新作アルバム『COWBOY CARTER』のリリース日、突如来日してタワーレコード渋谷店にてサイン会を行ったのだ。 サイン会ではビヨンセの真摯な対応も話題となったが、参加したファンがSNSで発信する姿にも注目が集まった。中でもX(旧Twitter)で大きなバズを巻き起こしたのが、仕事の予定を変更してサイン会に駆け付けたBEYONCE JPNさんだ。その当日の一連の投稿には、熱心なファンの興奮が詰まっていた。そこで今回はその喜びを分かち合うべく、BEYONCE JPNさんに取材を依頼。サイン会の様子やビヨンセの魅力を聞いた。 〈やったるで!〉なディーバマインドに共感 ――ビヨンセを好きになったきっかけはどういうものでしたか? 「ビヨンセをちゃんと認識

    ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2024/04/10
  • チバユウスケについて知っているいくつかの事柄――幾度となく本人に取材したライター長谷川誠がありのままを綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年11月26日、チバユウスケがこの世を去った。今年4月、道がんと診断されたことを受け治療に専念するため休養を発表していたチバだが、最期は家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。 Mikikiでは、長きにわたりチバユウスケに取材を行い、その姿を目にしてきたライターの長谷川誠にチバについてのテキストを寄稿してもらった。読む前に理解しておいてほしいが、これは追悼文ではない。その功績をたたえる記事でもない。あくまで1人の男から見たチバユウスケの姿、ただそれだけが記されている。ぜひ熟読してもらいたい。 *Mikiki編集部 チバユウスケとの出会い チバユウスケは愛をシャウトで表現できる、類まれなミュージシャンだった。なぜ愛を叫び声で表現するかというと、愛とは甘ったるいものでも、たやすく成立するものでもないからだ。自らのすべてを賭け、渾身の力を振り絞り、真摯に対峙することで、初めて

    チバユウスケについて知っているいくつかの事柄――幾度となく本人に取材したライター長谷川誠がありのままを綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2023/12/20
  • 川本真琴 × 吉田豪が明かすサブスク問題の真相、歌へのプレッシャー、ソニー時代と新作『ひかり』の秘話 | Mikiki by TOWER RECORDS

    サブスク問題の真相 吉田豪「今日は宣伝色強めのトークをするようにと事前に言われたんですけど、無理ですよね(笑)。川さん、できます?」 川真琴「私、宣伝自体が得意じゃないので(笑)」 吉田「フフフ。わかりました。では探り探りいきましょうか」 川「吉田さんは宣伝、得意ですか?」 吉田「ボクが宣伝を得意なわけないじゃないですか! ボクのインタビューはなるべく宣伝色をなくすのがテーマで、Twitter(X)でも宣伝が苦手なんですよ。感想をリツイートするのがせいぜいで」 川「ホントですか!? そんな2人でトークを始めさせていただきます(笑)」 吉田「では、まずはサブスク問題※について!」 川「いきなり(笑)!?」 吉田「昨日、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)でこのイベントの告知をしてましたけど、えらい怯えてたじゃないですか」 川「何かが起こるんじゃないかってね。吉田さんの記事

    川本真琴 × 吉田豪が明かすサブスク問題の真相、歌へのプレッシャー、ソニー時代と新作『ひかり』の秘話 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2023/10/10
  • ジョン・スペンサー(Jon Spencer)のロック魂は進化し続ける。新バンド、ザ・ヒット・メイカーズの音楽性を解説 | Mikiki by TOWER RECORDS

    ソロ作から生まれたプリミティブでジャンクなロックンロールバンド ジョン・スペンサー初のソロアルバム『Spencer Sings The Hits』として始まったプロジェクトがその後、同作のレコーディングメンバーとのリリースツアーを経て、ジョン・スペンサー・アンド・ザ・ヒット・メイカーズなるバンドに発展して、新たなキャリアのスタートに繋がっていったのだから、人生何が起こるかわからない。 『Spencer Sings The Hits』を作ったときの手応えがあったうえで、ライブを重ねるごとに〈時間を掛けて追求してみたい〉とスペンサーに確信させるほどのプロジェクトになっていった、ということだと思うのだが、プッシー・ガロアのメンバーとしてデビューしてから30余年、常にバンドの一員として活動してきたスペンサーは、やはり根っからのバンドマンなのだろう。 ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローション

    ジョン・スペンサー(Jon Spencer)のロック魂は進化し続ける。新バンド、ザ・ヒット・メイカーズの音楽性を解説 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2022/04/17
  • 川本真琴が〈川本和代〉だった頃――デビュー前の秘話と当時のデモ集『No.1 Hippie Power』を語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    96年、岡村靖幸プロデュースのシングル“愛の才能”で鮮烈なデビューを果たし、現在はメジャー/インディーの枠組みにとらわれない自由な活動を続けている川真琴。そのデビュー前、20歳のときに自身で作ったデモ17曲が2020年に名〈川和代〉名義のカセットテープ『No.1 Hippie Power』としてリリースされた。カセットは即完売してしまったが、今回待望のCDとして再発売される。これを機に、川人に当時の話を訊いた。 初めてのレコーディングはラジカセを4台並べて ――中学・高校時代の川さんはどんな音楽が好きだったんですか? 「ユニコーン一筋、でしたね、中学3年生くらいから。高校のときはもう追っかけでした。初めて聴いたのはクラスの友達がカセットを貸してくれたからで、〈もう1回聴きたい〉って思って。それからは雑誌の文通欄で、ビデオの貸し借りを全国の人と手紙でやりとりしていました」 ――『

    川本真琴が〈川本和代〉だった頃――デビュー前の秘話と当時のデモ集『No.1 Hippie Power』を語る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2022/01/13
  • ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)、40年後も現在進行形のサウンド――高橋健太郎とスカート澤部渡が綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    静かな影響力を放ち続けた、時代の転換点に微妙なバランスで生まれた音楽 by 高橋健太郎 ヤング・マーブル・ジャイアンツの80年のアルバム『Colossal Youth』は、リアルタイムで輸入盤を買って、よく聴いた。ポストパンクの時期に出てきたバンドの中では、前年にアルバムを発表したレインコーツと並んで、強烈なインパクトを持っていた。 両者に共通するのは〈非力〉だったことだろう。パンクの激しさとは違うアティテュードを持ち、しかし、表現の鋭利さではピストルズの後を追うバンド群をはるかに越えるものを感じさせた。こんなやり方もあるんだ、音楽って面白いと思って、レコードへの散財に拍車がかかったのを憶えている。 今、『Colossal Youth』を聴き返してみると、まずは冒頭の“Searching For Mr Right”で同時期のクラッシュを思う。リズム感覚にレゲエの影響が滲むからだ。クラッシュ

    ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)、40年後も現在進行形のサウンド――高橋健太郎とスカート澤部渡が綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2022/01/02
  • 世界一のロック・バンドを支えるジャズ・ドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)の職人気質を名門ビッグ・バンドを迎えた新作から紐解く | Mikiki by TOWER RECORDS

    昨年12月に発表された『Blue & Lonesome』も記憶に新しいローリング・ストーンズ。その屋台骨を長年支えてきたドラマーのチャーリー・ワッツが、生粋のジャズ・フリークであるのは有名な話だ。86年より自身のジャズ・バンドを率いてソロ活動をスタート。精力的にリリースを重ねつつ、オカモトショウ(OKAMOTO’S)も足を運んだ2001年の来日公演のようにライヴも活発に行ってきた。 そんなチャーリーが60年代初期に、下積み時代の数か月を過ごしたのがデンマーク。インパルスよりリリースされた新作『Charlie Watts Meets The Danish Radio Big Band』は、そのタイトル通り、かの地で50年以上の歴史を誇るダニッシュ・ラジオ・ビッグ・バンドとの共演作である。そこで今回は、ジャズ/ロックの双方に造詣が深い音楽評論家の村井康司氏に、チャーリー・ワッツとジャズの関係、

    世界一のロック・バンドを支えるジャズ・ドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)の職人気質を名門ビッグ・バンドを迎えた新作から紐解く | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2021/08/25
  • TAKU INOUEが「YASUKE -ヤスケ-」に見たフライング・ロータス(Flying Lotus)のおたくな仕事人っぷり | Mikiki by TOWER RECORDS

    かつて16世紀の日に実在したアフリカ出身の侍、弥助を題材にとったNetflixオリジナル・アニメ「YASUKE -ヤスケ-」。全6エピソードからなる作は、史実に着想を得た時代劇……という範疇を超えてくるような、ロボットやビーム、異能力が乱れ飛ぶSF活劇だ。そのサウンドトラックを手掛けたのが、大のアニメ好きとしても知られるフライング・ロータス。主題歌や劇中音楽だけではなく、製作総指揮や脚にも名前を連ね、作品に深く関わっているという。 そんな「YASUKE -ヤスケ-」のサウンドトラックがワープ・レコーズからリリースされた。ジャン=ミッシェル・ジャールやヴァンゲリス、冨田勲といったシンセサイザー音楽の先達にインスピレーションを得て、アナログ・シンセ(YAMAHA CS-60)に向き合って紡がれたサウンドは、フライローの作家性をにじませながらも、作品世界に寄り添った真摯さとストイックさを感

    TAKU INOUEが「YASUKE -ヤスケ-」に見たフライング・ロータス(Flying Lotus)のおたくな仕事人っぷり | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」彼女たちやBTSは2020年代のビートルズなんです(クボケンの配信動画 千夜一夜:第1回 ) | Mikiki by TOWER RECORDS

    カメラマン/音楽ライターとしてロック・カルチャーにその名を残すクボケンこと久保憲司さんの連載〈久保憲司の音楽ライターもうやめます〉が、名前を〈クボケンの配信動画 千夜一夜〉と変えてリニューアル! Netflixなど配信動画サーヴィスが普及し、もはやすべての注目作を観ること自体が不可能な現在、寝る間を惜しんで映画やドラマを楽しんでいるというクボケンさんが、オススメ作品を解説してくれます。 1回目となる今回は、K-Popの人気アイドル・グループ、BLACKPINKのドキュメンタリー「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」を紹介。世界のポップ・シーンを席捲している4人が、生い立ちや練習生時代を振り返りつつ、これまでの軌跡を辿ります。華やかなステージの舞台裏までを映したドキュメンタリーに、「最近までK-Popには興味を持てなかったんです」というクボケンさんは何を感じたのでしょうか? *

    「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」彼女たちやBTSは2020年代のビートルズなんです(クボケンの配信動画 千夜一夜:第1回 ) | Mikiki by TOWER RECORDS
  • オウテカ(Autechre)徹底ガイド――電子音楽の最前線であり続ける孤高のデュオ、その歩みを振り返る | Mikiki by TOWER RECORDS

    IDM/エレクトロニカを代表する孤高のデュオ、オウテカ。91年のデビュー以来、常に前進と実験を続け、唯一無二の電子音楽を研ぎ澄ませてきた。先日リリースされた新作『SIGN』に象徴されるとおり、その記号的な作品タイトルなどは、言葉に頼らず音のみで語る彼らのストイックな姿勢を表しているだろう。 ときに難解とも言われる彼らの音楽だが、今回の『SIGN』はひさしぶりに聴きやすい長さの作品であり、メロディックなサウンドもあいまって、すでに多くの称賛が寄せられている。今回Mikikiは、オウテカ入門にも最適な作のリリースにあわせて、彼らの歩みや名盤の数々を振り返った。ライターの木津毅が、進化することをやめないオウテカのキャリアに迫る。 *Mikiki編集部 最新作こそが最前線であり続けてきた存在 オウテカがシーンに登場して30年が過ぎようとしている。しかし彼らほど、つねに最新作こそが最前線であり続け

    オウテカ(Autechre)徹底ガイド――電子音楽の最前線であり続ける孤高のデュオ、その歩みを振り返る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2020/10/23
  • バウアー(Baauer)はなぜトラップの異端なのか? Masayoshi Iimoriが新作『PLANET'S MAD』の魅力を解読 | Mikiki by TOWER RECORDS

    2012年にリリースした“Harlem Shake”がYouTubeで億単位の再生回数を叩き出し、世界の頂点に立ったプロデューサー、バウアー。トラップの様式美を確立した彼がこの度リリースするセカンド・アルバム『PLANET'S MAD』は、なんと90年代に勃興し、ケミカル・ブラザーズやファットボーイ・スリムらを代表格とするジャンル、ビッグ・ビートの再解釈を含んだ挑戦的な内容となった。 バウアーは、活動初期からトラップを基軸にしながらも、さまざまな要素をみずからの楽曲に盛り込んできた。そうした引き出しの多さに加え、クラブやフェス映えするトラックメイキングの手腕から、これまで数多くのメジャー・アーティストをプロデュース。その一方で、アンダーグラウンド系のレーベル、ラッキーミーからアルバムをリリースするなど、活動は多岐にわたっており、なかなか得体のしれない存在だ。 今回は、そんな一筋縄ではいかな

    バウアー(Baauer)はなぜトラップの異端なのか? Masayoshi Iimoriが新作『PLANET'S MAD』の魅力を解読 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2020/06/20
  • 平沢進が語るバトルス(Battles)、フジロック、そして2020年のライブ〈会然TREK 2K20〉 | Mikiki by TOWER RECORDS

    2019年、平沢進+会人(EJIN)の〈フジロック〉でのパフォーマンスは、多くの者に衝撃を与える〈事件〉となった。レーザーハープやテスラコイルといった独特の楽器、マスクをかぶった会人(EJIN)のSSHOとTAZZの出で立ち、そしてなにより、その唯一無二の音楽世界。現場では生々しい驚きが観客たちを襲ったのであろうことは想像に難くないが、リアルタイム配信の視聴者たちが興奮した感想を投稿し、Twitterのタイムラインを埋め尽くしていたことが忘れがたい。 そして〈フジロック〉の余韻が残る11月、平沢進+会人(EJIN)は、新作『Juice B Crypts』を携えたバトルスの来日ツアー3公演に出演。事前に平沢が〈BATTLESのためなら、韋駄天で前座しに行く。〉とツイートしていたことから、〈戦法STS〉と銘打たれたそのパフォーマンスには強い思いが込められていたように感じられた。新たに迎えたドラ

    平沢進が語るバトルス(Battles)、フジロック、そして2020年のライブ〈会然TREK 2K20〉 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2019/12/13
  • ブラック・ミディ(black midi)『Schlagenheim』に聴く、恐れ知らずのロック・サウンド | Mikiki by TOWER RECORDS

    『Schlagenheim』に聴く、ブラック・ミディという異形のファンク by imdkm ブラック・ミディの音楽を言葉で形容するのは難しい。それは言葉がみつからないからではなく、あまりにも言葉があふれてきてしまうからだ。あのジャンル、あの時代、あのバンド……とさまざまな連想が浮かんでは、微妙なズレに彼らの〈新しさ〉を確認することになる。 よく彼らの音楽はマス・ロックと言われるが、そうは思えない。マス・ロックといえば、タッピング奏法による複雑でメロディックなリフとか、変拍子やめまぐるしいリズム・チェンジを含む構成が思い浮かぶ。たしかに、たとえば5拍子と6拍子を往還する“953”や、ギターやベースの印象的なリフが反復し絡み合う“Western”はそれに近いかもしれない。 しかし、不穏なコードのストロークが淡々と繰り返される“Speedway”“bmbmbm”、シンプルなリフがグルーヴのニュア

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    batta 2019/07/10
  • MONOが絶望の先で掴んだ『Nowhere Now Here』という希望 | Mikiki by TOWER RECORDS

    MONOの2年3ヶ月ぶりの新作『Nowhere Now Here』がリリースされる。バンド結成20年目にして10枚目のアルバムとなる作の出発点は〈怒り〉だという。前作後に起きたさまざまなトラブルと、それに向きあったメンバーたちの絶望や無力感、疲労感、怒り、先の見えない暗闇=〈Nowhere〉から、そこを抜けだし光を得た〈Now Here〉までの道程を作品に刻み込んだ、と彼らは説明する。今回のインタヴューでは、マネージメントとのトラブル、創立以来のメンバーの脱退など、多くの苦境に遭遇しバンドの存続さえ危うくなったという状況を、リーダーでありソングライターであるTakaakira ‘Taka’ Gotoが赤裸々に語ってくれた。 今回Tamaki(ベース)が初めてヴォーカルをとった歌もの“Breathe” が収録されたものの、彼らは音だけですべてを語ろうとする。その音に込められた情念の深さ、エ

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    batta 2019/01/11
  • 坂本龍一が語るワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never)の魅力 | Mikiki by TOWER RECORDS

    ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下、OPN)が2018年にリリースしたアルバム『Age Of』、そして映像や演出も含めてトータルなアートとして展開されたコンサート〈Myriad〉は、ここ日でも大きな話題を呼んだ。言うなれば〈未来に絶望する〉ヴィジョンをサウンドで提示した『Age Of』と〈Myriad〉は、現代のエレクトロニック・ミュージックの世界における象徴的な作品・出来事として、この先も記憶されていくことだろう。 『Age Of』の発表後にOPNは、2作のEPを立て続けにリリースした。ひとつは『The Station』。そしてもうひとつが『Love In The Time Of Lexapro』。後者にはなんと、坂龍一によるリミックスが収録されている。 もちろんOPNことダニエル・ロパティンは、以前から坂へのリスペクトを公言していたし、坂もOPNとの交流について語って

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    batta 2019/01/09
  • 長谷川白紙 『草木萌動』 十代現役音大生による、勢いと前衛性に満ちたデビュー作 | Mikiki

    作のタイトルにもなっている〈草木萌動〉という言葉をググってみる。四文字熟語で、次のような意味を表すという。「〈草木 萌(めば)え動(いず)る〉と訓読みされまして、草木が芽を吹き始めるころの季節です。古代中国で考案された七十二候でいうと、第六侯(3月1日~3月5日)にあたります」「春の訪れを感じ、新しい命が土の中や枝々からいっせいに芽生え始める時期を表します」(〈福島みんなのNEWS〉より)。 いまは空気の冷え込んだ12月とはいえ、長谷川白紙のCDデビュー作品となる『草木萌動』を聴いていると、タイトルに掲げられた言葉に嘘はないと感じる。淡く新鮮な緑色をした植物の芽が一斉に勢いよく土を割って出てくるような、そんなイメージが思い浮かぶのだ(もちろん〈草〉や〈萌〉がネット・スラングにかけられているという点も、彼の作家性と無関係ではないのだろうが)。例えば、オープナー“草木”のイントロ。フランク・

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    batta 2018/12/19
  • 井上銘 × 西田修大(吉田ヨウヘイgroup)、いまこそギターがおもしろい! 越境していく音楽シーンに示すギタリストの未来 | Mikiki by TOWER RECORDS

    今、日のギタリストの話をする時に井上銘という名前は避けて通れないだろう。世界的にジャズ・ギターが盛り上がっている中で、その流れに適応している数少ないプレイヤーの1人だから、というのもある。そんな彼が類家心平(トランペット)、渡辺ショータ(キーボード/ピアノ)、山連(ベース)、福森康(ドラムス)という信頼を寄せる面々で構成された新プロジェクト=MAY INOUE STEREO CHAMPを掲げ、去る6月に新作『STEREO CHAMP』をリリースした。『STEREO CHAMP』はかつてコンテンポラリー・ジャズ的なサウンドのギタリストだった頃からずいぶん変わり、作曲科的な側面と、ジャズだけでないさまざまなサウンドを奏でることもできる、幅の広さを見せつけた作品だ。それはCRCK/LCKS、石若駿のClean Up Trio、ものんくるなど、さまざまな場所での経験から得たものを自然に形にした

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    batta 2018/09/22
  • スロッビング・グリッスル(Throbbing Gristle)はなぜ特別だった? 久保憲司が振り返るポップ・シーンを激震させたノイズ・バンドの最狂エピソード | Mikiki by TOWER RECORDS

    インダストリアル・ミュージックの始祖であり、音楽シーンのみならずその後のカルチャーやアートに多大な影響を与え続けている伝説のバンド、スロッビング・グリッスル。代表作『20 Jazz Funk Greats』を発表後の81年と、ジェネシス・P・オリッジの離脱やヒプノシスのメンバーでもあったピーター・クリストファーソンの訃報を受けた2010年と2度の解散をした後も、ピーター以外の3人=X-TGとして活動していた。 そのスロッビング・グリッスルが、デビュー40周年を越えた2017年、ミュートとの再契約が決定。その全作品がリイシューされることになった。その第1弾として先日11月3日に77年のファースト・アルバム『The Second Annual Report』、Pitchforkで満点を獲得した前述のサード・アルバム『20 Jazz Funk Greats』(79年)、2004年発表のベスト・ア

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    batta 2017/11/19
  • 菊地成孔が語る2017年の展望─TABOO主催の新イヴェントに見る、若手への信頼とシーンに対する問題意識、独自のレーベル運営論 | Mikiki by TOWER RECORDS

    菊地成孔が率いる自主レーベル、TABOOがレギュラー・ライヴ・イヴェント〈HOLIDAY〉をスタート。今年3月に〈Gentleman’s PAY DAY〉と題して開催された第1回では、菊地のソロとオーニソロジー、WONKの3組が出演し、大盛況のうちに幕を閉じた。 2013年に設立されたTABOOは、菊地のバンドによる諸作に加えて、女優の菊地凛子によるRinbjö名義での『戒厳令』(2014年)、大西順子の復帰作『Tea Times』、菊地が手掛けた「機動戦士ガンダム サンダーボルト」サントラ(共に2016年)といった話題作をリリース。それらと並行して、ものんくる『南へ』(2014年)のように、シーンの明日を担う若手を発掘してきた。 レーベル側のインフォによると、〈HOLIDAY〉のコンセプトは、大人向きの価格帯/内容が固まりつつある菊地のマーケットを若返らせるべく、注目のニューカマー中心に

    菊地成孔が語る2017年の展望─TABOO主催の新イヴェントに見る、若手への信頼とシーンに対する問題意識、独自のレーベル運営論 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2017/05/25
  • ソニック・ユース初来日から30年、サーストン・ムーアが〈今〉を語る「ロックンロールが未来を失う理由はないが、実験性が見当たらない」 | Mikiki by TOWER RECORDS

    僕にとっての精神世界はロックンロールにあるのではないか ――実はソニック・ユースの初来日公演から観てるんですよ。やっとお目にかかれて嬉しいです。 「ワォ! 一番最初のショウというと……」 ――記憶にあります? 「うん、確かプロモーターが……彼はおもしろいプロモーターだったよな」 ――SUPERNATURAL ORGANIZATION※ですね。 「あぁ、うん。その人は……レーベルをやってたよね。それで、プッシー・ガロアとかをやってた」 ※80年代後半、渋谷にあったレコード・ショップ。当時〈ジャンク〉と括られたオルタナ・ロックやノイズ/インダストリアル系の招聘/日盤リリースに貢献した ――そうです。 「うん……プッシー・ガロアはソニック・ユースより先に(日に)来てたらしいね。リチャード・カーンとリディア・ランチも来たんでしょ。彼らから〈東京へ行け!〉って話をされて、それで僕らも行ったんだ」

    ソニック・ユース初来日から30年、サーストン・ムーアが〈今〉を語る「ロックンロールが未来を失う理由はないが、実験性が見当たらない」 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    batta 2017/05/02