本日から応募受付がスタートした「グッドデザイン賞 2012」(応募期間は終了)。昨年は震災の影響下であったものの、例年以上に多様な作品が集まった。常にその年々の社会現象や時代の潮流、産業の動向などを反映してきたグッドデザイン賞。今年の取り組みと視点について、審査委員長の深澤直人氏に聞いた。 ーー今年のグッドデザイン賞開始にあたってのメッセージにおいて、「もの」という概念がなくなってきているなかでのデザインについて語っていらっしゃいます。 今、ハードがなくなるということをすごくシビア、かつネガティブに考える傾向があると感じています。つまり、ハードがなくなると産業もデザインもなくなるのではないかと不安に感じている。産業が疲弊していくなかでデザインは新たなものづくりを牽引していく明るい光みたいに思われていましたが、ものをつくらなくなって、産業とデザインの関わりもわかりにくくなってきた。デザイナー
![グッドデザイン賞審査委員長
深澤直人氏に聞く「本年度の取り組みと視点」 | Web Magazine AXIS / Webマガジン「AXIS」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97b9cdbb5f657c4d07cc07b9204f22a4edb77020/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.axismag.jp%2Faxismag-admin%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F04%2Fgda_2012_logo.jpg)