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ブックマーク / sorae.info (10)

  • 長い夜が明けて着陸機と探査車は応答せず インド月探査「チャンドラヤーン3号」続報

    インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間9月22日、月探査ミッション「チャンドラヤーン3号(Chandrayaan-3)」のランダー(着陸機)とローバー(探査車)について、着陸地点の夜が明けた後に通信が確立できていないことを明らかにしました。【2023年9月27日11時】 【▲ チャンドラヤーン3号のローバー「Pragyan」に搭載されているカメラで2023年8月30日に撮影されたランダー「Vikram」(Credit: ISRO)】チャンドラヤーン3号はISROによる3回目の月探査ミッションです。探査機は月面に着陸するランダー「Vikram(ビクラム、ヴィクラム)」、ランダーに搭載されているローバー(探査車)「Pragyan(プラギャン)」、着陸前までの飛行を担う推進モジュールで構成されていて、ランダーには3基、ローバーには2基の観測装置が搭載されています。 【特集】インドの月探査ミッシ

    長い夜が明けて着陸機と探査車は応答せず インド月探査「チャンドラヤーン3号」続報
  • 【速報】インド月探査機「チャンドラヤーン3号」月面着陸成功

    インド宇宙研究機関(ISRO)は8月23日、月探査ミッション「チャンドラヤーン3号(Chandrayaan-3)」のランダー(着陸船)による月面着陸に成功したと発表しました。インドの探査機が月面着陸に成功したのは今回が初めてで、米国、旧ソ連、中国に次いで4か国目の成功となります。【2023年8月23日21時】 【▲ チャンドラヤーン3号の月面着陸成功に沸く管制室。ISROのライブ配信から(Credit: ISRO)】2023年7月14日に打ち上げられたチャンドラヤーン3号は、ISROによる3回目の月探査ミッションです。月周回軌道から20分ほどかけて降下したランダーは、日時間2023年8月23日21時33分頃に月面へ無事着陸することに成功しました。 ISROは2019年にもオービター(月周回衛星)、ランダー、ローバーで構成された月探査ミッション「チャンドラヤーン2号」の探査機を打ち上げまし

    【速報】インド月探査機「チャンドラヤーン3号」月面着陸成功
  • 月の中心部に固体の「核」を発見 過去の大規模なマントル転倒の証拠も

    地球唯一の自然衛星である「月」の内部構造は、惑星科学における長年の謎でした。20世紀前半までは、月の内部は地球のような層ごとに分かれた構造をしているのか、それとも火星の衛星フォボスやダイモスのように均質な構造をしているのかすらも不明だったのです。この謎に大きな進展があったのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の「アポロ計画」によって月面に地震計が設置されてからでした。 地震波の性質(速度、屈折角、減衰の度合いなど)は、通過する物質の性質(密度、温度、固体か液体かなど)によって変化することが知られており、地球の内部構造は地震波の観測を通して推定されています。月にも「月震」と呼ばれる地震活動があることが地震計の設置により判明したため、測定された地震波のデータを元に月の内部構造を推定することができます。これにより、月には地球と同じような層状の内部構造があるらしいことが明らかにされました。 ただし、

    月の中心部に固体の「核」を発見 過去の大規模なマントル転倒の証拠も
  • 打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる

    【▲ 星間空間に到達した惑星探査機「ボイジャー1号」の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】1977年9月5日に打ち上げられた「ボイジャー1号(Voyager 1)」は、木星と土星のフライバイ探査を行ったアメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機です。太陽系の外へと向かって飛行を続けたボイジャー1号は、太陽風の影響が及ぶ領域である「太陽圏(ヘリオスフィア)」を今から10年前の2012年8月に離脱し、星間空間に到達したことが確認されています。 関連 ・ボイジャー1号が星間空間でプラズマ波を検出 打ち上げから40年を越えての偉業 ・【解説】ボイジャーが到達した星間空間との境界とは 打ち上げから45年近くが経った2022年5月現在もボイジャー1号は稼働し続けており、地球から約233億km(約155天文単位)離れた星間空間を時速約6万1000km(秒速約16.9km、太陽に対

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    batta
    batta 2022/05/21
  • 土星に近づく大迫力の動画。CGじゃなくカッシーニが見た本物の映像

    (In Saturn’s Rings公開のオリジナル動画:https://youtu.be/UgxWkOXcdZU) もし宇宙船に乗って土星に近づくことができたらどのように見えるのでしょうか? 土星探査機カッシーニは2004年に土星に到着するまでの間に数千枚、土星軌道に入ってからは10万枚以上の画像を撮影しました。それらのうち初期の画像の一部をもとに、映画でもよく見かける「IMAX」形式(IMAX社が開発した規格)で作られた動画が公開されています。作成したのは「In Saturn’s Rings」というプロジェクトです。 動画では土星だけではなく土星の衛星である「タイタン」、大きなクレーター(ハーシェル・クレーター)を持つ「ミマス」、そして厚い氷に覆われ、間欠泉がある「エンケラドス」も順に見ることができます。また、中盤ではカッシーニが土星の環の近くを横切るように移動していき、土星の環が非常

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    batta 2020/05/09
  • ベテルギウスの減光がついにストップ。増光の兆しを見せる

    同じ条件で撮影されたベテルギウスの比較画像。左は2016年2月、右は2019年12月31日に撮影。背景の星々は変わらないが、ベテルギウスは右のほうが暗い(Credit: Brian Ottum/EarthSky)昨年2019年後半から急速に暗くなり始めたオリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」。ベテルギウスはいつ超新星爆発が観測されてもおかしくないとされており、いよいよその時が近づいたのかと話題になっていましたが、直近の観測では昨年から続いていた減光が止まり、増光に転じつつある様子が明らかになっています。 ■最も暗くなったのは2月10日前後、1.6等で底を打つEdward Guinan氏(ビラノバ大学、アメリカ)らの研究チームが国際天文電報(ATel)を通じて報告した内容によると、ベテルギウスの実視等級は2月7日から13日にかけて約1.6等で底を打ち、その後は徐々に明るくなっています。201

    ベテルギウスの減光がついにストップ。増光の兆しを見せる
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    batta 2020/02/27
  • けいおん!ゆるキャンに続け。TVアニメ「恋する小惑星」は天文ブームを巻き起こせるか

    2020年1月3日より、TVアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」が放送開始されました。通称「恋アス」は、まんがタイムきららキャラットにて連載中の、天文や地質学を題材としたアニメ。主人公である「木ノ幡みら」は、幼い頃にキャンプで出会った男のコ「アオ」と星空を見ている際に、「ミラ」という星はあるものの「アオ」という星がないことに気付きます。そして、小惑星を発見して「アオ」を言う名前を付けるという約束をします。 それから年月が経ち、高校生となった木ノ幡みらは天文部に入部しようとしたところ、天文部は地質研究科と合併し「地学部」に・・・。作品では、小惑星の発見を夢見る主人公と、地学部に所属する女子高生の活動を描いたものとなります。 天体望遠鏡や双眼鏡などをリアルに再現する為、総合光学機器メーカーのビクセンが制作に協力しており、資料などの提供を行っているとのこと。ビクセンによると、コラボレーション

    けいおん!ゆるキャンに続け。TVアニメ「恋する小惑星」は天文ブームを巻き起こせるか
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

    エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見
    batta
    batta 2019/10/05
  • ほぼ光速に達している。超大質量ブラックホールの自転速度を測定成功

    NASAは7月3日、オクラホマ大学のXinyu Dai氏らによるX線観測衛星「チャンドラ」を利用した研究によって、遠方宇宙にある超大質量ブラックホールの自転速度を測定することに成功したと発表しました。 チャンドラがX線で捉えたクエーサーたち。重力レンズ効果によって複数の像に分裂して見えています観測の対象となったのは、98億から109億光年先にある「クエーサー」。クエーサーは周囲の物質を活発に飲み込む超大質量ブラックホールの存在を示すものとされており、飲み込まれつつある物質によって形成された降着円盤の輝きは、ブラックホールが存在する銀河をも上回るほどです。 ただ、どんなクエーサーでも良かったわけではありません。研究チームが選んだのは、クエーサーと地球との間に別の銀河が存在することで生じる「重力レンズ」効果によって、複数の像に分かれて見える5つのクエーサーです。そのなかには、重力レンズの存在を

    ほぼ光速に達している。超大質量ブラックホールの自転速度を測定成功
  • 「ボイジャー2号」太陽圏の最外部を抜け星間空間に到達

    NASAは、2018年11月5日に無人宇宙探査機ボイジャー2号が、太陽圏外の星間空間に到達した発表しました。2012年のボイジャー1号に続き、人類史上2つ目の人工物が太陽圏外に達したことになります。 「太陽圏(heliosphere)」は太陽風の及ぶ範囲。同年10月にはボイジャー2号が「太陽圏の最外部(heliosheath)」を飛行中であり太陽系離脱目前であることも報道されていました。 この報道に関して「太陽系を離脱」「太陽圏を離脱」という2つの見方の違う報道があります。それは、太陽系の範囲に関して、今回のボイジャー2号が到達した太陽風の影響を受けない星間空間という考え方と、太陽圏から1000倍離れた場所に位置する太陽の重力を受けている小天体群「オールトの雲」を含んだ範囲を太陽系という考え方によるものです。また「オールトの雲」の外側に到達するまでは、これから数万年の時間がかかる計算と、ボ

    「ボイジャー2号」太陽圏の最外部を抜け星間空間に到達
    batta
    batta 2018/12/12
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