2023年のMotoGPは、ドゥカティ勢の圧勝で終わった。全20戦で争われたシーズンの結果は、彼らの卓越した戦闘力と他陣営を圧倒する勢いを何よりも雄弁に物語っている。 最終戦バレンシアGPを疾走するフランチェスコ・バニャイア photo by MotoGP.comこの記事に関連する写真を見る 年間チャンピオンは、2年連続でフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)が制覇。開幕戦のポルトガルGPから最終戦バレンシアGPに至るまでの決勝レースで優勝7回、2位6回、3位2回、つまり20戦中15戦で表彰台にあがる高い安定感を発揮してきたのだから、タイトルを連覇するのも当然だ。 ランキング2位は同じくドゥカティ陣営のトップサテライトチームに所属するホルヘ・マルティン(Prima Pramac Racing)。MotoGPでは今年から土曜午後にスプリントレースが導入され、日曜決
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