秋田県で2007年に開催された「秋田わか杉国体・大会」向けのマスコットキャラクターとして2004年、公募作品の中から県民投票で選ばれた秋田杉がモチーフのご当地キャラ「スギッチ」。2006年には、テレビ東京の娯楽番組で「ゆるキャラ日本一」に認定されるなど注目を集め、国体後は、県職員の身分証も交付され、翌年には「主任」にスピード昇進を果たした。 滋賀県彦根市の「ひこにゃん」などの人気キャラに多くの年賀状が届くことが話題になるなどしたご当地キャラブーム最盛期の2009年、スギッチに初めて届いた年賀状が1通だけだったことなど、「ゆるい」話題も提供しながら県の広報活動に務めてきた。 昨年には、なまはげがモチーフの県のPRキャラ「んだッチ」も登場したことから、スギッチの去就にも注目が集まり、佐竹敬久秋田県知事はスギッチの続投を宣言していたが、原作者の意向を受ける形で引退が決まった。 県広報広聴課は「こ