大和型戦艦を改装した装甲空母「信濃」は1944年11月に未完成のまま出港し、潜水艦の魚雷で撃沈されました。もし完成していたら、もし戦艦のまま竣工していたら、その後の日本の戦局はどうなっていたでしょうか。 艦政本部と軍令部の折衷案に 旧日本海軍の航空母艦「信濃」は、1961(昭和36)年にアメリカの原子力空母「エンタープライズ」が就役するまで、世界最大の空母でした。基準排水量6万2000トン、搭載機42機(「信濃」戦友会によれば、小型機で飛行甲板への露天係止も行うと86機)、75+20mmの飛行甲板装甲を誇る同艦は、世界最大の大和型戦艦を改装して装甲空母としたものです。 しかし同艦は、様々な思惑が絡み合い完成が遅れ、未完成のまま戦場へ出、あえなく沈められてしまいました。もし予定通りに竣工し、期待された能力を発揮していれば、歴史が変わっていたかもしれません。 拡大画像 旧日本海軍の空母「信濃」
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