【モスクワ時事】黒海沿岸のロシア南部クラスノダール地方を襲った豪雨による洪水で、警察当局によると死者は8日までに134人に上った。同地方のトカチョフ知事は9日を服喪の日とすることを決めた。インタファクス通信が伝えた。 プーチン大統領は7日、現地に向かい、ヘリコプターから被災地を視察。6日夜に洪水が市街地に押し寄せた様子の説明を受けると「津波のようだ」と印象を語った。 プーチン氏は地元当局に対し、今回の洪水の調査に当たる大統領直属の委員会に協力するよう要請した。被害状況の把握や被災者救済などの対応に大統領自ら乗り出した形で、同地方で2014年に控えるソチ冬季五輪への影響を食い止めたい考えとみられる。