崩れたJR三江線の橋脚=25日午前、島根県川本町、筋野健太撮影崩れたJR三江線の橋脚=25日午後、島根県川本町、筋野健太撮影 西日本は記録的な猛暑から一転し、25日も連日の大雨に見舞われた。島根県西部では未明の豪雨から一夜明け、被害の爪痕が各地で明らかになっている。 島根・益田で史上最大1時間87ミリ激しい雨に注意 島根県川本町因原(いんばら)では、前日の豪雨でJR三江(さんこう)線の鉄橋の支柱が折れ、濁流に流されていた。 因原地区の自治会長・志谷征雄さん(68)によると、24日午前7時すぎ、堤防に行くと、川は見たことのない勢いで流れ、大きな石が川底を転がるゴロゴロという音が聞こえた。 濁流が橋脚10本のうち堤防に一番近い1本の土台部分をのんだ。「ポキッ」と音がして橋脚が折れ、くの字に。20分後、上部が「メキメキ」と音をたて、濁流に落下。線路が宙づりの状態になったという。 志谷さ