(CNN) 北欧スウェーデンの原子力監督機関は7日までに、同国北西部エンゲルホルム市に住む男性がアパートの自室で「原子炉」を組み立てようとし、警察の取り調べを受けたことを明らかにした。同機関の当局者はスウェーデンでは前代未聞の騒ぎと話している。 同国の放射線安全機関によると、31歳とされる男性は今年7月、同機関に接触し、原子炉の設置は許されるかどうかを尋ねた。この質問を受け、同機関は放射性物質を保持している可能性があるとして警察に連絡し、男性の自宅を捜索させていた。 同国では無許可での放射性物質の保持は禁じられている。男性の自宅の徹底捜索では煙探知器に使われる放射性物質アメリシウム241が少量見つかったが、試験で放射線量は極めて低く近隣の住民に危険はないことが判明した。 ほかの放射性物質があったのかは伝えられていない。煙探知器からアメリシウム241を取り出すのは法律的に禁じられている。 地