生卵を厚手の紙1枚で作ったプロテクターで保護し、高さ9メートルから割れないように落とす「エッグドロップ甲子園」が6日、京都市の立命館大学で開かれ、兵庫や奈良など関西の高校の51チーム、180人が日ごろの技術を競い合った。 物理学への興味を持ってもらおうと京都市のNPOが主催。科学教育の一環として米国の大学でも実施され、宇宙飛行の帰還時にカプセルを安全に落下させる技術にも応用できるという。 採点の基準は「卵が割れていないか」「落下地点の精度」「プロテクターの軽さ」など。高校生はUFOやパラシュート、カニなど個性的なプロテクターを作り、卵に装着。校舎の3階から次々と的に向けて落とし、下にいた確認係が「割れてない」と叫ぶと、大きな歓声が上がった。