喉頭がんのために亡くなった落語家の立川談志さんの遺族が2011年11月23日夜、記者会見を開いた。葬儀直後に会見に臨んだ談志さんの長男・松岡慎太郎さんと、長女・弓子さん。弓子さんは、談志さんが落語家の命とも言える声帯のがんとの闘病時でも「声のかぎり、落語を愛してました」と明かし、時おり涙を拭いながらその最後の様子を語った。 以下、全文を書き起こして紹介する。 談志さんの長男・松岡慎太郎さん(以下、慎太郎): 本日は、突然お騒がせして、大変申し訳ございません。只今より談志の記者会見を行いたいと思います。私、談志の長男で「談志役場」という談志の事務所をやっております、松岡慎太郎と申します。本日はよろしくお願いします。 既に報道にもたくさん出ておりますように、一昨日11月21日14時24分に喉頭がんで談志は死去しました。生前ファンの皆さま、マスコミ関係者の皆さま、本当にたくさんの皆さまにお世話に