……と書いていて思い出したのだが、ex-chamber museum の幕内政治さんが、彼のレビューを読んでいる人からよく「見に行けなかったけど、幕内さんのブログを見ているので助かっている」と言われるそうだ。こういうことを言う人は作品を見るということをよくわかってない。 The World According to Kengo:「良かった」と思った作品のどこが良かったかを説明するのは難しい 俺はもともと、「アート」にはほとんど全くといっていいほど興味がなかったのだが、いろんな偶然が重なって少しずつ研究するようになり今日に至ってるんだけど、その「アートに興味を持つようになった理由」のひとつに「見ること」の意味を知りたい、ってのがあって。 例えば、過去十年〜二十年くらいの情報技術ってのは、リアルの世界に存在するものをデジタル化してデータにすることで色々便利な世の中にして行こう、って流れがあった