頑張る理由もない、褒められる必要もない。ただ「好き」に没頭して生きる――福森伸さんに聞く「しょうぶ学園」の障害のある人たちの姿 どうして頑張らなきゃいけないんですか。 たとえば、算数の宿題が嫌で嫌でしょうがない小学4年生に。たとえば、「やりたいことなんてないよ」と進路指導中にふてくされた中2の教え子に。たとえば、終わりのないノルマに追われ、入社当時の目の輝きを失いかけた新卒の後輩に。 そう問われたあなたは、人生のセンパイとしてなんと答えるか。 今はわからなくても、いつか役に立つことがあってね…。今はやりたいことがなくても、ここで頑張ると将来の選択肢も広がるから…。今は辛いかもしれないけど、乗り越えた先にチャンスがきっと来るから…。 嘘を言っているわけではないけれど、どこか誤魔化している感じがする。そんな後ろめたさを覚えたことがある人もいるかもしれない。 「頑張る理由」は、そうやって”未来”