欧米との通商摩擦の種が絶えない中国。自国産業を守るため、輸入製品の価格が不当に安いとして反ダンピング(不当廉売)関税を課す例が増えている。もっとも、中には自国製が明らかに輸入品より劣っており、中国のユーザーが見向きもしない製品を保護するケースも。反ダンピング策を練る中国商務省の空回り感が目立つ。「反ダンピング関税が課されようが、ワイン需要が減退することはない」。中国商務省が欧州産ワインの反ダン
「日本を叩く時は中国の後ろをついて行く」という韓国の戦略が揺らぐ。「尖閣」で日本が韓国の予想を裏切って善戦しているうえ、共闘しているはずの中国から韓国自身が脅され始めたからである。 中韓も専門家は「法律論では自国が不利」 韓国の金星煥・外交通商相は9月28日、国連総会の一般討論演説で日本に対し「従軍慰安婦への補償」を求めた。さらに「独島(竹島)問題の国際司法裁判所での協議拒否」を強調した。ただ、いずれも日本を名指しせず、間接的な表現をとった。 金星煥・外交通商相は「歴史の暗い面に向き合い、過去の過ちを正せ」とも説教。「歴史」を持ち出したのは「慰安婦」でも「独島」でも「日本=戦犯国」を強調すれば世界の理解が得られるとの判断だ。 ことに「尖閣」で激しく日本と対立する中国の歓心を買え、「独島」での対日圧力を増せると韓国は期待したのだろう。中国も「尖閣」は「日本=戦犯国」が奪ったもの、という理屈を
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