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ブックマーク / www.cinra.net (19)

  • 「人間には陰謀論的な思考回路がつねにある」 作家・小川哲が『スメラミシング』で描いた信仰と宗教 | CINRA

    この記事はCINRAが運営するPodcast番組『聞くCINRA』で配信したエピソードの内容を編集しています。ノーカット版のインタビューもぜひPodcastでお楽しみください。 ―『スメラミシング』は6編の短編が収録されており、すべて宗教や信仰がテーマになっています。なぜこのテーマを選んだのでしょうか? 小川:もともと、小説の原点は聖書にあるんじゃないかという考えがあって、最初に収録されている『七十人の翻訳者たち』という作品を書きました。 そもそも、なぜ人は他者に対して何かを話したり、語りかけたりするんだろうと考えたとき、そこには宗教という存在があり、自分が信じるものを他人に伝えて、信じさせるために魅力的なお話をつくるんじゃないかと思ったんです。 宗教とか神様について考えることは、根源的に人間の欲望に内蔵されているもので、それについて考えることは、小説について考えることにもつながるだろうと

    「人間には陰謀論的な思考回路がつねにある」 作家・小川哲が『スメラミシング』で描いた信仰と宗教 | CINRA
    brusky
    brusky 2024/10/31
    とある場所で見た“カプ厨の発想は「妄想」というより、もはや「祈り」に近い。”ってコメントが面白かった記憶
  • imaiの音楽家人生と作家性 ひとつの機材を独自に使い倒した先で | CINRA

    ポップかつエキセントリックなサウンドと唯一無二のライブパフォーマンスによって、日のインディーシーンに一石を投じた2人組ユニットgroup_inou。2016年に惜しくも活動休止してしまった彼らですが、その独自かつ中毒性の高い音楽は今なお多くの人たちに愛され続けています。今年1月にリリースされた上坂すみれのアルバム『NEO PROPAGANDA』では、4年ぶりに楽曲制作を行い話題になった彼ら。そのトラックを手がけ、現在はソロで精力的に活動しているのがimaiさんです。 KORGの名機「ELECTRIBE」を駆使しつつ、様々なジャンルを取り入れた楽曲を作り続けてきた彼のクリエイティビティーは、どのようにして培われてきたのでしょうか。imaiさんの自宅を訪れ、group_inou時代のエピソードからソロの構想まで語り尽くしてもらいました。 ※この取材は東京都の外出自粛要請が発表される前に実施し

    imaiの音楽家人生と作家性 ひとつの機材を独自に使い倒した先で | CINRA
    brusky
    brusky 2024/09/11
    group_inouのTRACK担当/“親からも「あんたの音楽は、どんな気持ちで聴いたらいいのかよくわからない」って言われていました(笑)”
  • 坂本慎太郎と青葉市子の「歌」は、なぜ日本語のまま海外に届いているのか。現場で得た感覚から語りあう | CINRA

    慎太郎と青葉市子。その音楽性から2組をあわせて聴いているリスナーは少なくないのではないか、と思う。じつはこのふたり、対面は実質二度目。前回の現場は小山田圭吾のプロジェクトで、およそ10年前に遡る。 そんなふたりの初対談が『FESTIVAL de FRUE』企画で実現。今年7月8日開催の『FESTIVAL FRUEZINHO』立川公演に出演する青葉市子、2022年に出演した坂慎太郎は、ともに国内のみならず海外からの支持も厚いことから、対談は「両者の歌が国境を越えて聴かれる秘密」をテーマに話が展開した。 ストリーミングサービスの登場をきっかけに少しずつ状況が形成され、2023年現在、国内外に数百万、あるいは1,000万規模でリスナー数を抱える日のアーティストも出てきている。しかし、坂慎太郎と青葉市子の「歌の広がり方」はそういったケースとは異なると言えるだろう(※)。 その様子を対談の

    坂本慎太郎と青葉市子の「歌」は、なぜ日本語のまま海外に届いているのか。現場で得た感覚から語りあう | CINRA
    brusky
    brusky 2023/07/02
    “全然心もこもってなく、ただ演奏しながら「いまなにやってるんだろう?」みたいになる感じがいいです。それをキープしたい”“自分と音楽が直結して、ただの管みたいになれる”へー
  • ザ・リバティーンズが明かすサマソニの真相と本音。ゲイリーに訊く日本への思いと再結成後の決意 | CINRA

    「やっぱりリバティーンズは来なかった」。今年8月に開催された『SUMMER SONIC 2022』の約1週間前にThe Libertinesの出演キャンセルが決定した。チケットを購入していた多くのファンが、落胆すると同時に妙に納得してしまったのではないだろうか。 なぜならドラッグとアルコールによる問題やトラブルの数々を起こしてきたThe Libertinesは、「来日するのはほぼ不可能」というのが定説とされてきたからである。それだけに、今回の件では、「ようやく4人揃ったリバティーンズが日で見れると思ったのに」というショックと「やっぱりね」というあきらめが入り乱れるような、多くのファンをモヤモヤさせる結果となった。 そして現時点で、The Libertines人たちがこの結果をどうとらえているのかという音は、いまだメディアではあまり取り上げられていない。そこで今回、The Libert

    ザ・リバティーンズが明かすサマソニの真相と本音。ゲイリーに訊く日本への思いと再結成後の決意 | CINRA
  • 起業のリアルな失敗を描く。漫画『100話で心折れるスタートアップ』が経営者から注目を集めるわけ | CINRA

    2022年7月、Twitterに突如現れ、じわじわとファンを増やしている漫画『100話で心折れるスタートアップ』。大学の起業サークルに所属しているウサギが仲間とともに会社「ウサコア」をつくり、紆余曲折ありながらも会社を徐々に大きくしていく物語だ。 フォロワーには経営者や起業家も多く、この物語で起きるできごとのリアルさがうかがえる。現在(2022年9月30日時点)は100話まで残り数話となり、徐々にウサギの「心が折れていく」様子が見てとれる展開になっているが、この物語が伝えたいことは一体なんなのだろうか。そもそも、なぜこの物語を描こうと思ったのか? 作者に話を聞いた。 ―まずはじめに、この物語を描こうと思ったきっかけを教えてください。 『100話で〜』作者(以下、作者):もともと、以前から描こうとは思っていました。スタートアップ業界って、華々しい話や成功した話はメディアにたくさんあるし、企業

    起業のリアルな失敗を描く。漫画『100話で心折れるスタートアップ』が経営者から注目を集めるわけ | CINRA
    brusky
    brusky 2022/09/30
    “創業メンバーが全員辞めるというエピソードは、ぼくの経営者仲間を見ても7、8割は同じ経験をしている”
  • K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る | CINRA

    音楽だけでなく、多様なカルチャーやトレンドを取り入れ、進化し続けるK-POPシーンに、ユニークな存在が現れた。2021年2月にデビューしたバーチャルK-POPアーティスト、APOKIだ。 K-POPアーティストにとって「コンセプト」「世界観」と「ファンとのコミュニケーション」は重要な要素だが、APOKIは「宇宙のどこかに住むウサギ」として地球のファンと交流する。見た目はガールズグループにいそうなすらりとした体型に、海外のアニメキャラのようなキュートな顔つき。歌って踊る姿は生身の存在のようにナチュラルで不思議な存在感を見せる。 日でもキズナアイをはじめとするさまざまなVTuberたちが人気を集めているが、バーチャル文化K-POP文化の双方を股に掛けるAPOKIとは一体どのように生まれ、どんな展望を持って活動しているのか? 今回はAPOKIを生んだ韓国のスタートアップ企業・Afun Int

    K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る | CINRA
  • ご飯が美味しくて幸せならいい 曽我部恵一の楽しさ追求の生き方 | CINRA

    今年の春、曽我部恵一は下北沢に「カレーの店・八月」をオープンさせた。なぜ、ミュージシャンがカレー屋を? 不思議に思う人もいるだろうが、じつは彼、約15年前から同じ下北沢でカフェも運営しており、場づくりにおいてはすでに長い蓄積がある。 それ以外にもソロ転向後、ほどなくして自身のレーベルを設立するなど、インディペンデントを機軸とした活動を展開してきた曽我部。ときには音楽、ときには飲店と、形態にとらわれない表現を続けている。その背景に見えてくるのは、「好きなことを思うがままにやる」という、シンプルな生き様だ。 空間を豊かにするLIXILの壁材商品「エコカラット」のプロジェクトLIXIL「PEOPLE & WALLS MAGAZINE」とCINRA.NETのコラボレーションにより、空間と人との関係にフォーカスし、インタビューを行っていくこの連載。最終回となる第7回目は、そのときどきの感情を大切に

    ご飯が美味しくて幸せならいい 曽我部恵一の楽しさ追求の生き方 | CINRA
    brusky
    brusky 2020/11/30
    ネットは分断ではなく相互理解を深めた派の考え
  • 江口寿史の初ジャケ画集『RECORD』峯田和伸との対談&吉田拓郎の寄稿文も | CINRA

    江口寿史の画集『RECORD』が4月30日に刊行される。 同書は江口寿史にとって初となるジャケットアートワーク集。LPサイズのイラスト20作品全29点を収めたイラスト集に加えて、江口による全作品の解説とあとがき、吉田拓郎の寄稿文、峯田和伸(銀杏BOYZ)との対談を収録したブックレットがセットになっている。ジャケットイラスト集とブックレットをプラスチックケースに封入した仕様で、ケースの表面のイラストを入れ替えることができる。初回限定特典としてステッカーが付属。 収録作品は、BAHO『HAPPENINGS』、VARIOUS ARTIST『IS RELEASE A HUMOUR ? ~we love TELEX~』、BBB『BBB』、朝日美穂/直枝政広&ブラウンノーズ『TRIBUTE TO YASUYUKI OKAMURA EP』、VARIOUS ARTIST『どんなものでも君にかないやしない 

    江口寿史の初ジャケ画集『RECORD』峯田和伸との対談&吉田拓郎の寄稿文も | CINRA
    brusky
    brusky 2020/03/08
  • 崎山蒼志が戸惑い混じりに語る、『日村がゆく』以降の喧騒の日々

    2018.09.11 Tue Sponsored by 『J-WAVE 30th ANNIVERSARY FESTIVAL INNOVATION WORLD FESTA 2018 Supported by CHINTAI』 今年5月に、AbemaTV『日村がゆく』の『高校生フォークソングGP』に出演、一斉に注目を浴びた、静岡・浜松に住む高校1年生のシンガーソングライター・崎山蒼志。4歳からギターをはじめ、小学6年生から楽曲作りを開始、その数はすでに300曲を超える。紡ぐ言葉は鋭利でもあり、柔和でもある。自分の作った音楽の正体を、誰かに把握されることから逃げていくような楽曲は、圧倒的な個性を放つ。 番組で彼のことを見たミュージシャンは、「すげぇ」と脱帽しながら笑っていた。なんだかすごいものを見たとき、人は思わず笑うのだ。まだインタビューに慣れているわけではない崎山は、度々口ごもる。だから、表

    崎山蒼志が戸惑い混じりに語る、『日村がゆく』以降の喧騒の日々
  • 謎多きSerphの知られざる過去 美しい音楽と、本当の闇の狭間の話 | CINRA

    「すごい新人がいる」と話題を呼んでいたSerphに初のインタビューを試みたのは、今から6年前の2010年。出世作『vent』のリリースタイミングだった。当時「精神的な飢餓感を満たすために毎日曲を作っている」と語っていたSerphは、その後リスナーという存在を発見し、社会の抑圧から魂を解放するための音楽家へと変貌を遂げていった。これまで発表した楽曲の中から厳選され、2016年仕様に磨き直した11曲と、新曲2曲の計13曲を収録した初のベストアルバム『PLUS ULTRA』は、現時点での集大成であると同時に、ラテン語で「さらなる前進」を意味するタイトル通り、この先を見据えた作品でもある。 CINRAでは別名義のReliqやN-qiaも含め、これまで幾度となくSerphに対する取材を行ってきたが、今回テーマに掲げたのはずばり「Serphの過去」。取材時には毎回のように語ってくれる、音楽に対する絶対

    謎多きSerphの知られざる過去 美しい音楽と、本当の闇の狭間の話 | CINRA
  • 中田ヤスタカが、世界の音楽シーンから見た邦楽の今後を語る | CINRA

    中田ヤスタカが初のソロアルバム『Digital Native』を発表した。映画『何者』の主題歌“NANIMONO(feat.米津玄師)”や、“Crazy Crazy(feat.Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)”、『ULTRA MUSIC FESTIVAL』の公式アンセム“Love Don't Lie(Uitra Music Festival Anthem)(feat.ROSII)”など、コラボレーションやタイアップ楽曲を数多く含んだ内容は、いわゆる「作品集」のように見えなくもない。しかし、作の背景には中田が常々語っていた「もっと作り手にスポットが当たってほしい」という強い想いがあり、能動的に「今作りたくて作った」という、正真正銘のソロアルバムだと言っていい。 そして、非常に印象的なのが『Digital Native』というタイトルだ。現在38歳の中田はもちろ

    中田ヤスタカが、世界の音楽シーンから見た邦楽の今後を語る | CINRA
  • 「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く | CINRA

    TOKIOの五人が大自然を舞台にマルチな活躍をみせる異色のバラエティー番組として、子どもから大人まで幅広い層に愛されている『ザ!鉄腕!DASH!!』(日テレビ系)。その人気企画「DASH村」で経験を積み、今や自然体験のエキスパートと言えるほどの存在となったTOKIOは、自然とふれあい、農業を学ぶことで、どのように変化し、成長したのだろうか。 自然の魅力とそこでの体験価値を発見する東京都の新事業『Nature Tokyo Experience』の始動にあたり、『ザ!鉄腕!DASH!!』のプロデューサー・島田総一郎に話を訊いた。都会暮らしのアイドルテレビマンが、「DASH村」にハマった理由はどこにあるのか。都市で生活する現代人がいきなり自然に飛び込む面白さや感動、「DASH村」の経験から島田が実感した地域住民と交流することの面白さなど、大いに語ってもらった。 「DASH村」には、何もないが

    「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く | CINRA
  • インストバンドに人間性は必要か? フェスを賑わすjizueが語る | CINRA

    京都発のインストバンド、jizueが4枚目のフルアルバム『shiori』を完成させた。変拍子を多用した初期のハードコア寄りの作風から、フェスへの出演経験などを経て、よりストレートに、ダンサブルな要素を強めつつも、ジャズ、プログレ、ラテンなどが入り混じる独自の音楽性はもちろん健在。さらに作には、今年前半にツアーを共にしたShing02、同郷のtricotから中嶋イッキュウがゲスト参加し、Carpenters“rainy days and mondays”のカバーも収録するなど、より開かれた作風になっているのが印象的だ。 『Bookshelf』『novel』『journal』、そして作の『shiori』と、これまでのjizueのアルバムタイトルは、常にに関連したワードが選ばれている。これはファーストがたまたま『Bookshelf』だったことがきっかけであり、深い意味があるわけではないとい

    インストバンドに人間性は必要か? フェスを賑わすjizueが語る | CINRA
  • 身体に描くチョーヒカルの個展『SUPER FLASH GIRLS』、雨宮まみと対談も | CINRA

    チョーヒカルの個展『SUPER FLASH GIRLS』が、10月3日から東京・銀座のヴァニラ画廊で開催される。 1993年に東京で生まれたアーティスト・チョーヒカル。身体に目や物を描いたボディーペインティングアートのほか、衣服デザイン、イラスト、立体、映像作品など幅広く手掛けている。 同展では、2015年に出版された初作品集『SUPER FLASH GIRLS 超閃光ガールズ』の作品を中心とした新作などを展示。さらにチョーヒカル制作のムービーが上映されるほか、オフショットや制作秘話も紹介される予定だ。 会期中には作家・ライターの雨宮まみを迎えた『チョーヒカルアーティストトーク「容姿と自意識」』を開催。詳細はヴァニラ画廊でのオフィシャルサイトで確認しよう。

    身体に描くチョーヒカルの個展『SUPER FLASH GIRLS』、雨宮まみと対談も | CINRA
  • 実写『銀魂』で堂本剛が高杉晋助役、新井浩文、安田顕、菜々緒らも追加 | CINRA

    実写映画『銀魂』の追加キャストが発表された。 2017年に公開される『銀魂』は、宇宙から来た「天人」の台頭と廃刀令により、侍が力を失っている江戸を舞台に、主人公の坂田銀時と仲間たちの身に起こる様々事件を描く作品。銀時役を小栗旬が演じるほか、菅田将暉、橋環奈、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮がキャストに名を連ねている。監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの福田雄一。 今回出演が明らかになったのは2005年公開の『ファンタスティポ』以来、約12年ぶりの映画出演となる堂剛。銀時のかつての仲間で、最大のライバルの1人となる攘夷過激派武装集団「鬼兵隊」頭領・高杉晋助役を演じる。劇中には銀時と鬼兵隊の戦いのシーンもあり、アクションシーンの撮影には小栗の提案によって韓国からアクション演出チームが招聘されたという。 堂剛はアクションシーンについて「殺陣は10代ぶりでしたし

    実写『銀魂』で堂本剛が高杉晋助役、新井浩文、安田顕、菜々緒らも追加 | CINRA
    brusky
    brusky 2016/09/19
    "正直、エリザベスがやりたかった…。"
  • 言葉を忘れるほどの孤独が生んだ、haruka nakamuraの音楽 | CINRA

    東京在住の音楽家、haruka nakamuraが2枚組の新作『音楽のある風景』を完成させた。これまでに『grace』『twilight』、Nujabesとのコラボレーションを基にした『MELODICA』という3枚のソロ作を発表し、地元青森の夕暮れの風景を、過去・現在・未来の3つの視点で描いてきたnakamura。『音楽のある風景』は、即興をベースに作られた『twilight』を契機に編成された「haruka nakamura PIANO ENSEMBLE」によって公開録音が行われ、闇から光への軌跡を描き出した、感動的な大作である。 自由と孤独は常に隣り合わせ。haruka nakamuraの波瀾万丈な音楽人生を紐解いていくと、そんな真理を思い出さずにはいられない。しかし、彼の音楽は、孤独であることが、1人でいることが、当はいかに豊かな時間であるかということを教えてくれる。そう、結局のと

    言葉を忘れるほどの孤独が生んだ、haruka nakamuraの音楽 | CINRA
  • クラムボン・原田郁子&伊藤大助、歌詞に迷った20年目を語る | CINRA

    クラムボンのアルバムを聴いて失望させられたことなんてこれまで一度もないわけだが、それにしても5年ぶりのオリジナルアルバムとなる今作『triology』における一音一音の瑞々しさ、疾走感、爆発力には心底驚かされる。結成から20年を迎えてもなお、ミト、原田郁子、伊藤大助の三人はまるで「無」から「宇宙」を生み出すようなダイナミックな音楽的運動の中で楽曲を、歌を、生み出し続けている。今回のインタビューでは「どうしてクラムボンだけがそんなことを可能にしているのか?」ということに焦点を絞って、あえてサウンドのキーパーソンのミトではなく、原田郁子と伊藤大助の二人に話を訊いた。ここ数年来、各メンバーの課外活動はますます盛んになってきているが、それでも彼らは「一番過酷な現場」であるクラムボンで音を鳴らし続けることを自らに課している。そこには一体どんな動機があるのだろうか? この20年で、バンドをやったり、音

    クラムボン・原田郁子&伊藤大助、歌詞に迷った20年目を語る | CINRA
  • 『アクト・オブ・キリング』の虐殺者を被害者家族が訪問、異色のドキュメンタリー映画 | CINRA

    ドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』が、今年の初夏から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。 同作は、昨年公開されたドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』を手掛けたジョシュア・オッペンハイマー監督の新作。1960年代に100万人規模の虐殺が密かに行われていたインドネシアを舞台に、現在も日常生活を送る虐殺の実行者たちが過去の虐殺行為の場面を自らカメラの前で演じる様子を捉えた『アクト・オブ・キリング』は、加害者たちが殺人行為を映画スターのように意気揚々と演じるという異色の内容で話題を集めた。 オッペンハイマー監督が匿名の共同監督と共に製作した『ルック・オブ・サイレンス』は、インドネシアの虐殺と、『アクト・オブ・キリング』そのものを被害者側から捉えた作品。虐殺で兄が殺害された後、その弟として誕生した青年アディが、オッペンハイマー監督が撮影した加害者

    『アクト・オブ・キリング』の虐殺者を被害者家族が訪問、異色のドキュメンタリー映画 | CINRA
  • 音楽が希望であり続けた男 Serphインタビュー | CINRA

    2009年7月のデビューから約3年半、いまだにアーティスト写真も詳細なプロフィールも公表されていないSerphという音楽家との対話も、今回の取材が3度目となった。nobleからの初作にあたるセカンドアルバム『vent』で急速に注目を集めると、順調にアルバムのリリースを重ねる一方で、平井堅やYUKIといった大物アーティストのリミックスも手掛けるなど、一躍電子音楽界のホープへと成長。周囲の状況が変化していく中で、Serph自身の意識も大きく変化し、特に「なぜ自分は音楽を作るのか」という根の意識はガラリと変わったと言っていいだろう。『vent』発表以前に行われた人生初の取材で、「他にやることがない」ということを音楽に向かう理由のひとつとして挙げていたSerphは、今「僕の音楽が誰かにとってのささやかな希望になってくれれば」とさえ語っている。つまり、現在のSerphは「自分のやるべきことはこれな

    音楽が希望であり続けた男 Serphインタビュー | CINRA
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