民主党は次期総選挙での大敗が決定的だ。今月(2012年9月)、民主党代表選が行われるが、この責任はすべて野田首相にとってもらうとして再選が濃厚だ。 ここで、代表選に出ても勝ち目がなければ、残り少ない政権のうまみは味わえないし、総選挙で議席を失うかもしれない。そうであれば、総選挙を遅らせ、できる限り政権内にあるという特権を利用して地元にバラマキ、あわよくば総選挙でも勝利しようと思っても不思議でない。 消費税増税したので、すでに「用済み」 野田首相は、代表選後の内閣改造と補正予算をちらつかせている。このような民主党の動きは霞ヶ関官僚は読んでいる。9月7日、来13年度予算の概算要求が締め切られた。復興予算19兆円のうち1/4は復興以外に使われたとかいう無駄遣いがあるにもかかわらず、要求総額は、復興関連予算を含め過去最高の102兆円。 今や特例公債法案も成立せず、同じく7日に予算執行停止の閣議決定